「持つこと」は豊かな人生?Havingを追い求める生き方

スポンサーリンク

金持ちのドラ息子

あることがよい、たくさん持つことが幸せ。

でも、それは本当だろうか。

スポンサーリンク

所有を目指す生き方

人生にいろいろなものを足していく生き方を、Havingの生き方と言う。

この価値観の中心はたくさん所有すること。いい学歴を持つこと。たくさんの友人を持つこと。社会的に高い評価を持っていること。お金をたくさん持つこと。

いわば、人生に様々なものを足していき、「たくさんのものを所有していくことが価値がある」という考え方がHavingの人の価値観だ。

善悪の判断はシンプル。

お金はたくさんあった方がいい。たくさん人との付き合いがあった方がいい。社会的な地位があった方がいい。

これらのものがあることが素晴らしいことで、なければ悪いことなのだ。所有するもの(富、名誉、人間関係)が増えるほど、自己有能感が増幅する。

Havingの人が喜びを感じられるのは、これらのものを手にしたときだけ。所有するものによって、自分の価値が高く思える

Havingの考え方は劣等感と紙一重

所有は行動から生まれる。学歴や高収入、高い社会的な地位は何らかの行動の結果だ。

高い学歴を得るための勉強。高収入を得るための長時間労働。

行動が成功することで何かが得られるのなら、行動が失敗したときは・・・?

持つことに価値を求めるHavingの人にとって、行動の失敗は敗北同然。苦しみの原因になってしまう。

お金がないこと。社会的な地位がないこと。友達がいないこと。

持つこと、所有することは自己の価値観を高める行為。所有の失敗は自己の強烈な劣等感を引き起こす。

なぜなら、Havingの人の根底にあるのは、低い自己評価、自己の無価値観だからだ。

低い自己評価

人が劣等感を克服するためにどうするか?

Havingの人は所有することで自己の評価を高めようとする。

「何も持たない、ありのままの自分は価値がない。だから、価値のあるものを持つことで、自分の価値を高めよう」

これが、Havingの人の根底にあるものだ。

ありのままの自分は何も価値がない。だから、人から賞賛されるものを持とう。お金、地位や評判。いいクルマにいい服。いい家。全ては自己の評価を高めるため。

この根底には、自己の無価値観が潜んでいる。そして、この無価値観や欠乏感が行動へと駆り立てる

学歴を得るためにもう勉強すること。成功を目指し、ガムシャラに働くこと。出世するために社内政治にあけくれること。

Havingの人はとても貪欲。だからこそ、その行動は力強く、結果的に成功し、様々なものを所有することになる。そして、周囲の人から賞賛される立場になる。

いつまでも得続けることはできない

しかし、その成功は敗北と紙一重。成功は色あせ、人の賞賛は風のように消えてしまうもの。

常に所有することで人からの賞賛を求める人は、絶えず自分にアクセルをかけなければいけない。少しでも油断すると、彼が所有する楼閣は、まるで砂の城のように、儚く消えてしまう。

本当に自分のことを受け入れている人は、何かを所有することで、自分の価値を高めようとはしない。なぜなら、今ここにいるありのままの自分の存在にOKを出せるからだ。

失敗している自分もOK。成功していない自分でもOK。モテない自分もOK。お金がない自分もOK。

どんな状況であれ、それでいい。どんなときでも自分にOKを出すことができる。だから、心に平和がある。

「所有することは己の価値とは何も関係がない」

このことに気がつけるかが、Havingの人の幸せを得るカギになるかもしれない。