スローライフ ゆっくり生きるという選択

ゆっくり

忙しい日々。

朝起きて時間に追い立てられ、仕事に追われ、今日も1日が終わる。ゆったりする時間もない。

そんな忙しい生き方から降りて、見つける豊かな時間。密かに注目を集めている、スローライフという選択とは。

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現代人は忙しすぎる

いつ頃からか、全てにおいて効率が優先されるようになった。

仕事をサクサク、効率良く結果を出す。「速いこと=善」という価値観が、世の中を支配しているように思える。

その結果、確かに世の中が便利になったのは事実かもしれない。

今では、自宅にいながら簡単に買い物が出来、注文した商品が翌日に届くのが珍しくない。次から次へと新しい商品が開発され、生活が快適になっていく。

しかし、それで我々の生活が本当に豊かになったか?というと、疑問に感じるところもある。

街に出て、駅のホームに立てば、それはすぐに分かる。時間に追われセカセカと歩く会社員。駅員に「電車がこない!」とからむ中年の男性。

イライラ、ピリピリした険しい表情の人が、たくさんいる。日々の楽しみを感じる余裕すら、失われているように思える。

世の中が便利になればなるほど、その裏でたくさんの人が、より時間と労働に縛られている。世の中が効率化されればされるほど、人の暮らしはますます時間に縛られるようになっている

このような効率化、時間に追われる生き方に「No!」を言い、のんびりした生き方を選ぶ人が現れている。それがスローライフ人だ。

日本人は休めない

スローライフとは、仕事はするけどカツカツにならず、ゆったりした時間を持ちながら、のんびり生きていくというライフスタイル。

日本では田舎暮らしと結び付けられることが多いが、スローライフは個人のライフスタイル。場所は関係ない。

仕事はしつつ、休暇を取りたいときにとり、時間に急かされることなく、毎日余裕を持って生活していくというライフスタイルだ。

スローライフという言葉を聞いて、筆者が真っ先にイメージするのはドイツで見た光景だ。

筆者が小学生の頃、家族旅行で夏にドイツに行ったときのこと。夕方の5時くらいから、人々がテラスに集まり、ビール片手にワイワイ食事を楽しんでいた。

夕方にも関わらず、友人・知人と集まり。楽しく会話をし、ゆったりと食事を楽しんでいるドイツ人の姿を見て、「日本とは違うな・・・」と子供ながらに感じた。

この光景が、筆者のなかでは豊かさの象徴になっている。

夕方になればサッと仕事をやめて、仲間や家族とワイワイビールを飲んで人生を楽しむ。日本ではほとんど見られない光景ではないだろうか。

日本のように、年から年中仕事をして、「休めるのは盆か正月」というのは、何かがおかしいと思う。

ドイツ人はヨーロッパのなかでも勤勉で有名な人々だが、平日の仕事は16時か17時には終了する。加え、企業や役所に勤める人の有給休暇は年30日。それだけでなく夏休みが6週間(!)もある。

日本人と比較し、相対的に労働時間が短いにも関わらず、ドイツのGDPは世界でもトップクラス。

ドイツ人の働き方を考えると豊かな生き方とは何だろう、とつくづく思う。オンとオフに切り替えや、社会的な労働環境は、日本よりずっと良いのではないだろうか。

日本で、平日は5時退社かつ長期の休みを取れるような、恵まれた人は、ごくわずかだと思う。「会社勤め=長時間労働」が日本の働き方のスタンダードだから。

日本でスローライフを実践するために

田舎で暮らすか都会で暮らすか。

スローライフを日本で実践するためには、いくつかの方法がある。

・忙しい仕事をやめて、負担を感じない職場に転職する。

・田舎暮らしなどの方法で固定費用を少なくして生活する

どの方法を選ぶにしろ、日本でスローライフを実践するには、いくつかの課題を克服することが必要だ。

一番はお金の問題だと思う。

日本ではパートタイマーの労働単価が低く、物価が高いので、生活費をいかに確保するかが、スローライフを実践する上で、大きな要になるだろう。

ただ、今の時代はインターネットを使って仕事ができるので、昔よりはスローライフを実践する環境が整っている。

フリーで働きたい人、在宅で仕事をしたい人向けの仕事紹介サイトが充実してきている。

なので、ネットと仕事経験があれば、スローライフを実践しつつ、収入を確保することも可能だ(筆者もそうして暮らしている)。

マイペースにゆったりと人生を送りたい人には、恵まれた時代かもしれない。