人生では、結果が出ようが出まいが、兎にも角にも継続するべきことがある。
それによって、どれほどの長い夜を迎えようとも、最後の最後には、めでたしめでたし。人生において最高の現実を手に入れることができる。
一方で、継続なんてもってのほか、今すぐ撤退すべきことだってある。この意味で、人生は何でもかんでも根性で継続力を発揮すればいいとは限らない。
継続すること。見切りをつけること。それをしっかり、区別することが大切である。
絶対にあきらめてはいけないこと
人生は数少ないかもしれないが、本当に自分にとって大切なもの。未来のために譲れないものがある。
それをあきらめてしまえば、まさに自分の人生が無価値になってしまう。張り合いがなくなってしまう。
そういうものについては、努力して結果が出なかったとしても。誰にも認められない長い夜を迎えているとしても。途中で投げ出してはいけない。
それをするだけでワクワクする。幸せを感じる。そして、数は少ないかもしれないけれど、それによって喜んでくれる誰かがいる。
そういう何かを見つけることができたら。「石の上にも三年」なんてことは考えず、1にも2にも継続していくことを第一にする。
「いつ」「どこで」「どのような形で」ブレイクするかは分からない。しかしその成功は、想定外のタイミングで、想定外の形でやって来る。
ただし、途中であきらめてしまえば、全ては水の泡である。
「今すぐ」見切りをつけたほうがいいこと
一方で人生には今すぐ即座に、見切りをつけなければいけない話がある。
それは「継続は力なり」とか、そんなことは一切関係ない。1にも2にも今すぐ秒速で見切りをつけ、撤退しなければ悪い影響を受けてしまう。
そういうことが、実際にある。
例えば、悪い友人との付き合いもそうだし、人生の質を著しく害してしまう仕事をし続けることもそうである。
見込みも情熱も希望もない事業に投資し続けることもそうだし、本当はしたくもないことを続けてしまうこともそうである。
今すぐやめたほうがいいことを継続してしまっているとき。それは人生至るところで、「今すぐそれはやめなさい」という警告を見つけることができる。
こんなときは素直に撤退が吉。やめたほうがいいことは、1にも2にも、やめたほうがいいのである。
継続力の前に見極め力を発揮する
何を継続して何を継続しないのか。その見極めを間違ってしまうと人生は悲惨である。
本来なら絶対にあきらめず、食らいついて離してはいけないことをあきらめてしまい、本来歩めたはずの、最高の人生を生きるチャンスを自分自身でダメにしてしまう。
一方。「そんなことはさっさとやめたほうがいい」ということに執着して、時間やお金、健康、未来、いろんなものを犠牲にし続けて、人生をどんどんダメにしてしまう。
実際問題こんな悲劇が、そこらかしこで、起こっている。
だからこそ継続力を発揮するなら見極めが肝心である。ダメなことはダメ。やめたほうがいいことはやめる。その判断を、間違えてはいけない。
最後に
人生、自分にとって本当に大切で価値があることならば。誰に何を言われようとも、ネバーギブアップ。決してあきらめず、達成の期限を設けず継続していく。
人生のチャンスはいつどこでやって来るか分からない。
もし、「A年B月C日までに達成できなかったらあきらめる」と期限を設定しトライ。結果目標を達成できなかったとしても、それが本当に大切なことであるならば。
それであきらめてはいけない。むしろ、「ダメだったか・・・」とあきらめたすぐ先で、自分が想像できない形で目標が達成されてしまうのが人生の不思議である。
だからそれが本当に大切なことならば。現実となるまで継続することが大切である。
人生いつ、どこで、どんな形で素晴らしい現実が手に入るかは分からない。過程は分からないが、継続していれば、結果は手に入る。全く想定外の形で。
あきらめてはいけないことは、絶対にあきらめてはいけないのである。