人生何をどれだけ失うとしても構わない。本当に大切なものを守ることができるなら。

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お金に魂を売った女

大人になったら、一つ得るためには、血を流して一つ失うということを覚えたほうがいい。

それをわきまえることが、大人の条件である。「あれも欲しい、これも欲しい」は、子供の言うことだ。

見城徹

人生では、何かを得れば何かを失う。

何もかも失わず、何もかも手に入れることなどできない。

だから常々考えておくことは、自分にとって本当に大切なものは何なのか、ということである。

それさえ間違わなければ、最悪、人生でどれだけたくさんのものを失おうとも、幸せに生きていくことができる。

しかし、最悪なのは、自分にとって本当に大切なものが何なのかに気づかないまま、何かを手にして、そして自分にとって本当に大切なものを失ってしまうことである。

それはまさに悲劇と言っていい。

どれだけたくさんのものを手に入れようと、自分にとって本当に大切なものが失くなってしまったとしたら、そこに一体、どんな意味があるというのか?

人生何をどれだけうしなっても、それは最終的には問題ない。

自分にとって本当に大切なものが何なのか、それさえ忘れなければ、そしてそれを失いさえしなければ、人生どうとでも幸せになれる。

だからこそ、自分にとって本当に大切なもの。絶対に譲れないもの。それだけは何がなんでも大切にしたい。

人生で何をどれだけ失おうとも。

出典

『人は自分が期待するほど、自分を見ていてはくれないが、がっかりするほど見ていなくはない』(講談社、2012年)