本当に幸せになりたいなら他人に求めすぎない。何より自分にも期待しすぎない

美しい平野と美女

貪欲。これは、過剰な欲求に駆られている状態です。

平たくいえば、求めすぎ、期待しすぎ。焦りや、人間関係をめぐる不満は、たいていが、この「求めすぎる心」から来ています。

自分に、他人に「求めすぎていないか」を、つねに気をつける習慣をつけたいものです。

貪欲に支配されると、自分自身が苦しいし、関わる相手も必ず不幸にしてしまいます。

草薙龍瞬

人生、幸せへと至る道は無数にあるが、「○○をすれば不幸になる」という道は決まっている。

その一つが、「他人に期待しすぎる」という過ちの道である。

「あの人を自分を助けてくれるはずだ」

「あの人は自分を愛して支えてくれるはずだ」

「あの人だけは絶対自分を裏切らないはずだ」

無意識のうちに、人に何かを求めすぎる。何かを期待しすぎる。その心の癖がまさに曲者。

人に求めれば求めるほどますます、不満は高まる一方だ。そして最後には人が自分の期待を「裏切った」ことに失望して不幸になる。

これがよくあるパターンで、人生で不幸になる大きな原因がこの「他人に期待しすぎること」に端を発している。

だから人に期待しなければしないほど、心は身軽になり、公平中立の目で、物事を見ることができる。

もう1つ、「他人に期待しすぎること」と同じく大切なのは、自分にも期待しすぎないことである。

「自分はこんなものだ」と必要以上に自分を卑下するのもよくないが、実像以上、自分を大きく見積もるのも良くない。

そうなればその先は不幸しか待っていない。自分に期待し過大視すれば、自分が本来できること以上の負担を課してしまうのは明白だからである。

だからこそ大切なのは他人だけでなく自分にも、必要以上の期待をかけない。ありのままの自分を受け入れることが大切だ。

これこそがまさに「自分を知る」ことであり、そして自分を知るからこそ、本当に自分が幸せになる道が見つかる。

他人に期待しすぎている自分に気づいたら。何より、自分に期待しすぎていることに気がついたら。

ぜひ、そのことを思い出そう。

出典

『反応しない練習』(KADOKAWA、2015年)