未来に対する漠然とした不安がほんの少し楽になる考え方

ジャンプ

不安のない人生―奇妙な考えではないか!不安を克服すること、それこそが無上の幸福であり、救いなのだ。

ヘルマン・ヘッセ(『ヘッセの言葉』より)

退屈な人生を送るための一番確実な方法。それは全てに恵まれていることだ。

やることなすこと、全て上手くいき、銀行口座には一生遊んで暮らせるだけのお金がある。しかも健康で、異性にもモテモテ。仕事も上手くいっていて、その実力に周りもチヤホヤしてくれる。

接してくる人はみんなあなにバンザイをして、あなたに反対するものは誰一人といない。未来予測はバラ色で、不安要素はゼロ。

こんな人生は確実につまらない。退屈な生き方になるだろう。

ときに転んで深く悩む。だから生きる価値がある

人は上手くいくか分からないから、努力して葛藤する。その葛藤を乗り越えた後の結果が、喜びという果実になる。

未来が不安でたまらないから、あれやこれやと考える。行動する。それによって人生の思わぬ可能性、まだ見ぬもう一人の自分と出会う

不安もなく、全てが万能なら、喜びも色褪せ、無価値なものになってしまう。

人は天邪鬼なところがあって、手に入らないものに価値を感じ、手に入りやすいものを価値の低いものと思う傾向がある。この性質が不安を喜びに、苦しみを快楽に変える。

逆説的だが、人は不自由であればあるほど、そこから能力と意志が生まれ、大きな可能性が生まれるのだ。

これが逆転の考え方

今の不幸を必要以上に嘆く必要はない。それは大きな幸せの可能性だ。今の苦しみや不安を否定する必要はない。それは人生の大きな喜びの種子である。

苦しみがあるからこそ喜びがある。そして、苦しみがあればあるほど、生きることのありがたさ。人生がうまくいったときの充実感を感じることができる。

何もかもがうまくいく。自分の思い通りになる。そんな人生は退屈である。

何もないなら自分で手に入れればいい。不幸なら幸せになればいい。それは、最初から何もかもがお膳立てされている人生より、確実に幸福である。

ないならない。不幸なら不幸でそれでいい。何かを手に入れる喜びを。幸せをつかみとる幸せを経験することができるのだから。

最後に

先のことを考えると不安で苦しい。

そんなときだからこそ真っ先に忘れてはいけないのが、

「不安を感じる自分はダメである」

「不安を感じるからこれからの人生は辛くなる」

など、不幸の道に先走らないことである。

なぜなら、不安はあって当然のもの。むしろ、あなたが未来に対して不安を感じるということは、あなたが人と正常である何より証拠である。

人生はもともと不安を感じずには生きられないようになっている。だから不安を感じてもOK。今できる限りの最善を尽くし、生きていければ、それでいいのである。

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