「幸福」は、経験を重ね、ものの見方や考え方を広げていった人が感知できる。
「幸福」は、自分がよい状態であるという感覚をつねに失わずに、失望をコントロールできる人のそばにいる。そして、状況や感情をコントロールできる人に「幸福」は宿る。
ジム・ローン
幸せとは状態である。
この意味で幸せな人とは、それを感じることができる人、自分の身近に幸せなことを探知できる人と言うことができる。
だから幸せを感じられない人は、今目の前に幸せがあってもそれに気づくことはないし、感じることができない。
そしてそれは今後、本人がそのことに気づかない限り、決して幸せを見つけることはできない。
何を手に入れても幸せになれない理由は
今の目の前に幸せがある。にも関わらずそのことに気づくことができない。
その人は、自分の外側に幸せがあると信じている。そして、それを手に入れさえすれば、すべてがうまいき、人生がもっと豊かになると信じている。
確かに、何かを手に入れさえすれば自分はもっと幸せになれる。そう信じたいのも無理はない。
ところが、この手のタイプの人がある意味一番不幸な人と言える。何を手に入れても、どれだけ成功しても、決して幸せを実感することができない。
なぜなら、今目の前にある幸せすら感知することができないのだから。
何もなくても幸せに気づける
しかし、もとから幸せな体質な人は違う。
別にお金持ちでなくても、社会的に成功していなくても、異性にモテモテでなくても、客観的に見れば「何も持っていない」人でも、そんなことは関係ない。
なぜなら、自分が自分で「ここに幸せがある」と感じることができれば、それは確かにそこに存在している。
いいときも悪いときも、自分の人生はうまくいっている。幸せであると、感知することができる。こんな人こそがこの世の中、最強の人であり、そして、最も幸福な人である。
出典
『ジム・ローンの億万長者製造法』