つくづく人の縁というのは不思議なものだと思う。
いろんな人と出会って分かれて、腐れ縁という言葉があるように、切ろうとしてもなかなか切れない縁がある。
人が人と関わる。そこには、人知を超えた理屈では説明できない何か必然性があるのも確かなようだ。切ろうとしても切れない。それなら結局、なるように任せるしかない。
例えばこんなケース
「好きだけど好きとは言えない。好きだけど付き合えない。縁があるけれど一緒になれない」
どう考えても自分で答えを出せない。前へ進むことができない。しかし気持ちはどうにもならない。だから激しく葛藤する。
好きな人がいて告白してフラレてしまった。このような分かりやすい話ならまだマシだ。傷も浅くすむ。
ところが世の中にはもっと複雑で白黒つけられない関係だってある。特に、現実的な選択を迫られる状況であるならなおさらだ。
「あえて答えを出さない」という選択
考えて考えて、どうにも答えがでない。白黒はっきり、けじめをつけることができない。もしそんなふうに迷ってしまったときの最善の対処法は、あえて答えを出さないことだ。
答えが出ない人との関係を自分で答えを決めず、自然な流れに任すことだ。そして、流れに任せて出た答えを、素直に受け入れることだ。
答えが出せないときはそれなりの理由がある。だから無理に答えを出す必要はないのだ。時間が解決してくれることもある。
それを信じて、何かが変わるのを待ってみるのもいい。
最後はきっとなるようになる
結局、どうしても答えがでない問いは、なるように任せるしかない。
人の縁は自分の努力の範疇外だ。頑張ってどうにかなるものではない。意志の力でどうにかできるものではない。
行動を起こしても、ますます答えは遠のくばかり。それならいっそ、なすがまま、起こるがままの結果を受け入れてみるのも一つの答えだ。
人生、縁があってつながる人とは何があっても必ずつながるようにできている。それなら流れに任せ、答えを待ってみるのもいい。
何もかも手放し、それでも縁が続くなら・・・?それがきっと答えなのだ。