生きているうちに努力は報われたい。いや、報われるべきなんだ。
だから、そこに世渡り力が必要になってくるわけだ。生きている間に自分を持ち上げてくれる人間と出会わなくちゃいけない。
あなたが技術もあって努力もしているのに、それがお金に結びつかないとしよう。
そうしたら、なにがなんでも、その状況を突破する道を探してみてほしい。「俺はゴッホでいい」というわけにはいかないんだ。
岡野雅行
世の中には、生きている間に評価されなくて、他界してから評価される人がいる。
例えば画家のゴッホ。
彼が生きている間、彼は世間から見向きもされず、描いた絵は全然売れなかった。そして、37歳という若さでこの世を去った。
しかし今やどうか。彼の絵はたくさんの人々に見られ、そして高く評価されている。
生前のゴッホは極貧生活を送ったが、もしゴッホが生きている間に評価されてたとしたら、彼の人生は全く別のものとなっただろう。
いずれにせよ、ゴッホが成功者なのは間違いはない。しかし、ゴッホは芸術家である。我々一般人は、できればやっぱり生きている間に評価されて、いい思いがしたい。
死んでから自分の仕事がお金を産んだとしても仕方ない。お金は生きているときにしか役に立たない。
だったら、生きている間に適切に評価されて、いい家に暮らしていい車に乗って、いい服を来て、美味しいものを食べたい。
つまり、人生で必死こいて頑張っているなら、生きている間にいい目をみないといけない。死んで墓に入って、墓のなかにいいスーツを入れられても意味はない。
だからこそ、生きている間にチャンスをつかみたい。何がなんでも結果を出したい。そんながむしゃらな気持ちを、絶対に忘れないようにしたい。
出典
『世界一の職人が教える仕事がおもしろくなる発想法』