本当に完璧であるためには完璧じゃいけないんだ。バカみたいに聞こえるだろうけど真実だよ。
ノエル・ギャラガー
人は完璧を求める。
しかし、能力、容姿、運動、勉強、あらゆることをパーフェクトにこなせたら、それは本当に素晴らしいことだろうか?
お金も富も異性も、すべて欲しいものは全部手に入る。思い通りに何もかも進み、あなたに敵対し、反対するものは誰一人いない。
あなたは世界の王様だ。周りはみんなイエスマンだらけ。誰もあなたに反論しない。すべてあなたが決めた通りに動く。どうだろう?このような人生は完璧だろうか?
逆説的だが、人は欲しい物が手に入らないからこそ幸せである。
人の感覚は残酷だ。どんなに刺激的に幸せを感じていたことも、慣れてしまえば退屈でありきたりなものになってしまう。だからこそ、手に入らないもの、不完全なものの存在が、人に刺激と喜びを与えているのだ。
完璧な世界なんて退屈だ。人は不自由で不幸で限界があるからこそ、その人生が完璧なものになるのだ。
出典
「Little By Little」(原文:True perfection has to be imperfect. I know that that sounds foolish but it’s true.)