最期がミゼラブルであれば、その人は幸せに生きて死んだとは言えません。
日野原重明
人生最期のとき、それはすなわち、今までの人生の総決算のときである。
自分がどのように生きてきたのか。その人生は本当に納得のいきものであったのか、全てがそのときにジャッジされることになる。
この意味で、人生山あり谷ありだったとしても、最期のときに幸せでいられるなら、その人生はきっと、「成功」と言えるものに違いにない。
しかし一方、どれだけ成功しようが、お金持ちになろうが、人生最期のときに惨めであるとしたら、その人生はきっと何かが間違っていたに違いない。
だからこそ大切なのは、人生の最期のとき、自分の人生がいかにめでたしめでたしになるか、そこを意識して生きていくことが肝心である。
この意味で人生は終わりよければすべてよし。
途中、人生大失敗してどん底を味わってもいい。何があろうとすべては結局途中経過でしかない。最後の最後で幸せなら、すべては帳消しになる。
幸せな人生を目指すなら、途中がどうであれ、最後に幸せになればいい。
だから希望は常にある。人生最後まで投げ出さず、生きることに全力を尽くそう。最後の最後に幸せになれれば、それでいいのだから。
出典
『今日すべきことを精一杯!』