人生には波がある。
良いとき悪いとき、それぞれが波のように上下し、常に状況は変化していく。つまり、人生どんなときも幸運は続かないし、逆に、どんな不運もそれがずっと続くことはない。
そして、ここで大切なのは、幸運のときに不運の芽が生じ、不運のときに幸運の芽が生じる、ということだ。
だからこそ常日頃から意識したいのは、不運のときに幸運の芽を探し、そして、幸運のときにこそ、積極的にリスクを取って、前へ前へ進んで行こうとすることである。
幸運は長続きしないと考えた方が安心できる理由
今の幸運が続き、「今の状態が一生続けばいい」と願いたいのが人のサガだが、あいにく人生、そうは問屋が卸さない。
遅かれ早かれ、不運のときはやって来る。幸運のときに油断しきってしまうと、まさしく幸運がアダとなり、その後の人生で、苦しい時期を過ごすハメになる。
それを回避する方法は、幸運のときにこそ、あえてリスクを犯し、現状に甘んじないことである。
「こんないいときはいつまでも続かない」と肝に命じ、むしろ積極的に現状を変えていこうとする。
この心構えが、幸運を長続きさせる秘訣である。そして、それこそが人生を豊かにする考え方である。
幸運を引き寄せる考え方
人生で勝利する人は、たくさんリスクを取った人である。
勇気なくして栄光なし、現状に甘んじ、安全第一で生きる人生は、大きな失敗もないかわりに、魂が震えるほどの素晴らしい喜びを味わうことはできない。
だからこそ、本当に人生で満足するためには、何度かリスクを犯して行動する必要があるわけだが、ここで大切になるのが運である。
不運のときはあえてリスクを犯す必要はない。しかし、幸運がやってきたときこそ、行動に出るチャンスだ。
リスクを取ることは常に不安がつきまとうが、その不安に負けてはいけない。自分から現状を変えていく。
現状に甘んじない。その気持ちが、新しいチャンスを引き寄せ、幸運を長続きさせるのだ。
最後に
何にせよ、遅かれ早かれ、何もしなければどんな幸運も去っていく。
それならツイてる時期にこそ、リスクを取ってあれこれ頑張った方が、結果的に人生の実入りは大きい。
人生最後めでたしめでたしになるかどうかは、運の要素が大きいが、運とどう付き合うかは、常に私たちに選択肢が与えられている。
ツイてるときもツイてないときも、そこには必ず意味がある。運と上手く付き合い、満足できる人生を送りたいものである。