人は一人では生きてはいけない。
ときに悩み苦しみ、自分だけが不幸を抱えるその重荷を背負いきれず、誰かの助けが必要なときだってある。
だからあなたが今苦しくて仕方がないとき。誰かの助けを求めることは恥でも何でもない。身近にその悩みを打ち明けられる人がいるならば。話せることは話してもいいのである。
悩みを相談してはいけない人の特徴
ただし、世の中間違っても、悩みを打ち明けていい人と打ち明けてはいけない人がいる。
例えば女性に多い例だが、悩んだとき占い師に頼るとき。
「あなたにはこれから不幸が訪れます」
と、ますます不安を煽るようなことを言われる人が少なくない。
ハッキリ言って、あなたが悩みを抱えて相談をしたときに、更に不安を煽るようなことを言う人はみな、信用に値しない。
少しでもあなたを不安にさせる人に、あなたの悩みを相談してはいけない。
巧言令色鮮し仁
また、世の中にはあなたのことを気にかけているようで、親切心を演出しながら、あなたを自分の都合の良いように利用しようとする悪い人がいる。
そういう人に限って、やたらプライバシーを知りたがり、余計なことを聞き出そうとする。
あなたが話をしたくないのに、話をするように仕向けてくる人は要注意である。彼らに秘密を話した途端。あなたはますます、人を信じられなくなること請け合いである。
悩みを相談していい人の特徴
あなたが悩んだときに誰に相談すべきか。それは、あなたの話を否定せず、ただじっくり聞いてくれる人である。
あなたに対して「良い」「悪い」の意見を挟まず、「自分はこうすべきだと思う」などの主張をせず、あなたが感じていること。悩んでいることをただ、受け止めようとしてくれている人。
あなたが心を開いて悩みを相談する相手は、そういう人である。
悩みを話すときに大切なのは、良い悪いの判断をされることではない。今あなたが感じている気持ちをきちんと受け止めてもらえるかどうか。大切なのはその一点だけである。
反省は落ち着いてからすればいい
あなたが心のなかのもやもやを受け止めてもらったとき、あなた自身が、何が正しくて、何が間違っているかを、自分自身で判断できるようになっている。
そして、あなた自身が「これは間違いだった」ということがあれば、それを今後の人生で、改善していくことができる。
しかし、頭ごなしに「悪いのはあなたです」と断罪されてしまえば、素直に物事の是非を反省することは難しい。
だから、悩みがあるときは必ず、「誰」に相談するのか。そこを間違えてはいけない。
最後に
世の中、「私はあなたの味方になります」と口先では耳ざわりの良いことをつぶやきつつ、いざとなったら後ろから撃ってくる人が少なくない。
しかし世の中には必ずいる。あなたの悩みを真摯に受け止め、あなたを支えようとしてくれる善意の人が。
だから一人でその重荷を背負うことができなくなってしまったとき。助けを借りても良いのである。
人は一人で生きてはいけない。困ったときは、誰かがその手を差し伸べてくれるのを、信じていいのだから。