人生には攻め時と守り時がある。
つまりガンガン積極的に行動を起こしていく時期と、縮こまった亀のようにじっとして積極的な行動を起こしてはいけない時期がある。
人生の攻め時はシンプルである。行動すればするほど、その行動が良い流れへとつながっていく。問題なのは守りの時である。それは流れが来ていない時期と言ってもいい。
流れが来ていないにも関わらず、積極的な行動を続けていればどうなるか?その行動は効果が出るどころか裏目に出て、自分で自分を追い詰める結果になるだろう。
そこでこのページでは人生の守り時、流れが来ていないときにどうするべきなのか?意識しておく価値があるポイントをお伝えする。
もしあなたが今、やることなすこと裏目に出たり、行動しているにも関わらずその行動がほとんどあなたが期待する結果につながっていないなら。あなたは今人生の守り時にいるかもしれない。
この話がきっと、参考になるだろう。
積極的に行動しない
人生の守り時にまず最優先で意識したいこと。それは、大きな労力や努力が必要な「行動」や「対策」を起こさないことである。
ビジネスがうまくいっていない人が新規事業に手を出したり、仕事をやめてしまったり、人生が硬直しているときは、新しいことを始めることによって、新しい展開が期待できると考えがちである。
それは必ずしも間違いではないのだが、人生では思い切ったことをしてはいけない時期がある。人生の守り時。すなわち流れが来ていない時はまさに、そうである。
特に、その行動によってあなたが何らかのリスクを背負うことは厳禁である。
それを始めることによって大したリスクがないことや、無理なく継続できることであるなら特に問題はないかもしれない。
しかし、多額の投資を必要とすること。失敗することによって実際的な損害を被る可能性があること。そういったことに関しては一切、やめておいたほうがいいだろう。
現状維持に徹する
ではどうするか?今の現状を可能な限り維持するのである。
すなわち、新しいことは始めない。今のルーティンを徹底し、自分ができることを、無理なくこなしていく。そして息を潜め日々を過ごし、あまり活動的にならないことである。
現状のルーティンを徹底しつつ、自分に過剰なストレスを与えることは一切スルーする。もしくは極力減らす。これによって、じっと耐えている時期、あなたは自分に余計な負担をかけず、流れが変わるのを待つことができる。
ポイントは、1にも2にも、自分自身に不要なストレスを与えないことである。
今は流れがない。そのとき大切なのは「温存」という考え方である。それはあなたが未来において再び行動を起こすときが来たとき、大きな意味を持つ。
だからじっとしているのが良い。それは逃げでも何でもない。人生を生き抜く、現実的な知恵である。
自分と環境をほんの少しだけ改善する
さらにあえてもう一つ加えるなら、ただじっと流れが変わるのを待っているのはもったいない。
人生の守り時は、学びのときである。すなわち、あなたが興味があることを勉強するにふさわしいタイミングである。
特に、読書のようにあまりお金をかけずに取り組めることは、未来においてとても大きな自己投資となるだろう。
もちろん、先にも述べたように、守り時は自分に余計な負担をかけるときではない。だからこそ、いくら自己投資とはいえ、高額なお金を使うことは控えたほうが良いだろう。
そうではなく、月3~5冊の読書でもいい。ようは、あまり自分に負担をかけず、あなたが自分の興味関心を深める時間を持つことが大切である。
そして、お金をかけずに環境整備をおすすめする。すなわち、家の掃除である。
環境はあなたの精神に大きな影響を与える。家の広い狭いの話ではない。部屋をきれいに掃除して、今のあなたに必要のないものは処分して空間を作る。これが地味に効く。
このような小さく無理のない行動が、流れが変わったとき、あなたが爆発的に飛躍するチャンスを与えてくれるだろう。
最後に
人生には攻め時と守り時がある。大切なのは守り時の方である。流れが来ていないのに、無理に頑張る必要はない。人生には積極的な行動をせず、じっとしている方が大切な時期がある。
流れが来ていないことを感じたら、その流れを無理に変えようとしてはいけない。人生長い目で見れば、あなたがじっとしている時間を持つことが必要なこともあるのである。
必要な時を待てば、やがて流れも変わる。あなたが今、「自分はどうにも流れが来ていない」と感じているなら。最低限、強くおすすめしたいのは、その流れを変えようと無理をしないことである。
流れに逆らう無謀な行動は今後未来のチャンスをぶち壊す。だから信じることである。「必ず流れは変わる」と。