人生のステージアップには、出逢いと同時に別れもある。
千田琢哉
人生で突然やってくる別れ。
それまで何もかも上手くいっていたのに、突然何もかもがちぐはぐになり、気持ちが離れ、距離がどんどん遠くなっていく。そうしてもう人生が交わり合うことはない。
誰かと出会って愛しあって、そして別れを迎える。それはとても悲しいプロセスだが、別れにはいつも何かしら意味がある。
人は常に変わっていく。人生のステージが変わり、無意識のうちに求めるものが変わってくる。
そこで人間関係の総入れ替えが行われる。そうなると、必然的に別れは避けられない。それは悲しいものだが、受け入れるしかない。
結局は去る者追わず、来る者拒まず。来る者は自由に受け入れてはいいが、去る者は決して追ってはいけない。追えば自分が惨めになるだけだ。そして、去る者を追っていかけることで、新しい出逢いを見逃してしまう。
別れは辛い。いろんな執着もあるだろう。しかし過去に執着している限り、前身することができない。
幸い、別れがあれば必ず新しい出逢いもある。失ったものが大きければ大きいほど、それに相応しい新しい出逢いがやってくる。だから心だけは、常に前を向けていこう。
やがて訪れる、大切な出逢いを見逃さないために。
出典
『残業ゼロで年収を上げたければ、まず「住むところ」を変えろ!』