永遠の愛 それはよろこびよりもかなしみ
すべては終わりまた始まる 死んでふたたびよみがえる
だからたいせつなのは ただ、生きること ただ、生きていくこと
アンリ・ド・レニエ
誰かと出会い、恋をし別れ、また新しく恋をする。
人の気持ちはうつろい、どれほど好き好き好きな状態であったとしても、いつか必ず気持ちは冷める。そしてそれはとても自然なこと。
始まりがあって、そして終わりがある。別れがあるから出会いがある。終わりのない恋はむしろ悲しい。
だから大切なのはいつも今。生きている今このとき、目の前にいる人との時間を最大限に大切にしたい。
もしかしたら、その人と過ごせる時間は長くはないかもしれない。いつどこで、2人が別れるときがやってくるのかは、決してわからない。
だからこそ今この時間。愛する人と過ごすときを。決してムダにしない。1秒1秒を惜しむように過ごすこと。
これこそが、今を生きるということ。そして誰かを大切にするということなのだから。
出典
『読まずには死ねない世界の名詩50編』