人生は自分のものです。人生を良きものにするのも、物足りないものにするのも、結局は自分次第なのです。
原田隆史
人生のスタート地点で、有利や不利は確実にある。
人はそれぞれ、容姿や才能、親の財力や社会的地位、生まれた時点で格差があるのは否定しがたい事実だ。
この現実を直視しなくては、人生は始まらない。
ではそこからどうするか。
「自分はこんな生まれだから、どうせ勝負しても勝てない・・・」
と人生を投げ出すこともできる。
確かに、「努力はムダ」と最初から何もかも諦めて、何もせずに人生を浪費することもその人の選択と言える。
スタート地点は長い目で見れば関係ない
しかし、仮に人生のスタート地点が不遇であっても、「自分なりに、今の状況からベストを尽くそう!」と頑張ることもできる。
自分を変えて、学んで、最善を選択することはできる。
ないものねだりをせず、そのときの状況に応じて最善を尽くせる人は、仮に思ったようにならなくても。社会で成功しなかったとしても。
人生に後悔はないだろう。
結局のところ、人生のスタート時点で有利不利があったとしても、その人生において、幸せになれるかどうか。良い人生か悪い人生か。それは自分次第なのだ。
最後は自分の選択の問題
マシな人生を送りたい。今よりもっと、より良い自分になりたい。大切なのはまず自分の決意である。
人生がつまらないなら、今の時点で出来ること、変えることをしていけばいい。何か一つでも、今すぐできることはきっとある。
何もせず、「人生、最悪だ・・・」と嘆くだけでは、人生は本当につまらないものになってしまうだろう。
幸い、どんなときも、いつからでも、新しいことを始めることができる。
必要なことは、今できることを、しっかりやっていけばいいのだ。日々をムダにせず、やれることをやっていけばいい。
そこから、自分の人生に目覚める時がきっとくる。
出典
『いま、子どもたちに伝えたいこと』