後悔しているということは、成長している証拠。
千田琢哉
「やらない後悔よりやる後悔」と言う。
やらない後悔はつねに妄想と幻想が付きまとう。
「あのときこうしておけば○○だったかもしれない・・・」
「あのときA子と上手くいけば今頃はもっと・・・」
といったように、あることないこと、妄想をしてしまうのだ。どちらにしろ、それはただの脳内幻想だ。
一方、行動した結果の後悔はどうか?
世の中には行動して後悔することもあるにはある。取り返しのつかない行動がそれだ。ただ、心配しなくていい。そんなことはめったにない。
行動して、「やめときゃよかった・・・」という辛い経験ですら、1年3年5年と経つうちに、記憶の片隅に埋もれていく。
例えば失恋。
ずっと好きだった人に勇気を持って思いを伝える。結果見事に玉砕。最初のうちは「こんな結果になるんなら、告白しなきゃよかった」と思うだろう。しばらくは辛いし、惨めだ。
でも、時間が経つにつれ、その辛さはプラスに変わっていく。幻想が覚め、妄想が消えていく。10年くらいしたら、笑い話のネタにでもなっているだろう。
しない後悔は可能性という名の妄想へと変わりやすい。だから、行動して後悔した方がよいのだ。行動しただけ、人は確実に成長していくのだから。
出典
『たった2分で凹みから立ち直る本』