自分はどんなことがあっても結局自分でしかない

自分を見つめる

他人が自分をけなしても、それで自分の価値が下がるわけでもなく、褒めても自分の価値があがるわけでもない。

そもそも自分の価値のあるなしすら、わからないのが人間ではなかろうか、ただ自分は自分でしかないのだ。

神谷美恵子

自分はどんな人間なのか、どんな価値があるのか。真剣に考えてみればみるほど、分からなくなる。

学歴のない自分は価値がないのか、はたまた学歴のある自分だったら価値があるのか。

お金のない自分は価値がないのか、はたまたお金のある自分だったら価値があるのか。

異性にモテなくて、周囲から嫌われている自分は価値がないのか、はたまた異性からモテて周囲から好かれている自分だったら価値があるのか。

ではどういうときに自分に絶対に価値があると分かるのか。それを真剣に考えたところで、その「根拠」はあやふやだ。

人からヨイショされて、「あなたは素晴らしい」というお墨付きをもらったとしても、なぜそれが自分の価値とつながってくるのか?

自分が何も持っていなくても、未来に希望がなかったとしても、なぜそれで自分の価値がないと断言できるのか?

だから結局は自分の価値なんて考える必要がない質問だし、考えたところで答えは出ない。どんなときも自分は自分でしかない。それ以上でも、それ以下でもないのだ。

出典

『人生は生きがいを探す旅 神谷美恵子の言葉』(三笠書房、2017年)