いいかい、君も私も過去はどうすることもできない。もう過ぎ去ってしまったことだ。しかし、未来だったらいくらでも手を加えることができる。昨日と同じ人間でいる必要などないのだ。
ジム・ローン
私たちはこの世の中に生まれ落ち、1年1年、「過去」という時間を着実に積み重ねていく存在である。
過去とは既に起こってしまったことであり、それを変えることは絶対に不可能である。
だから過去の出来事を悩んで心患うのは究極的な時間の無駄。既に起こってしまったことはもう、何がどうだろうと、どうにもならないのである。
新しい自分と出会うには
しかし。
今ここにいる自分。自分については昨日より今日。今日よりも明日。1日1日、自分の意思を持って、着実に変えていくことができる。
昨日の自分に不満でも、今日の自分に満足できる。そして明日の自分はもっともっと満足することできる。
私たちはそうやって、自分をよりよく変えていくことができる。これだけは、紛れもない事実である。
かりに年を取り、老化をしていくにしても。人生を適切に積み重ねていくことによって、前よりよりよい自分になることができる。
この意味で、未来はつねに希望がある。いつでも新しい自分になることができる。
未来はいつも真っ白だ
過ぎった過去はもうどうしもようもない。
だから過去の自分が許せなくても。どんな不幸があったとしても。それはそれで、蓋を閉じて忘れる努力をすることができる。
そして、過去よりももっと素晴らしい自分が存在する未来に向かって、歩み始めることができる。
だから人間は素晴らしい。人生は素晴らしい。
自分が心から強く決意したらならば、昨日と同じ自分でいる必要はない。未来に手を加えて、新しい自分を目指すことができる。
つまり未来は自分次第。明日の自分がどんな人間になっていくのか。その結果については、自分自身に責任があるのである。
出典
『ジム・ローンの億万長者製造法』