人生は選択の連続だ。
どちらの道を選ぶのか。それによって、この先の未来はガラリと変わる。だからこそ、選択のときは迷う。
どちらを選べば失敗しないのか。自分にとって最善の選択となるのか。その問題が重要であればあるほど、迷ってしまうのは仕方ない。
だからこそ大切なのは、選択における正しい基準を持つことである。基準に照らし合わせて選択をする。こうすることで、どんな結果になろうとも、人生で後悔することはない。
では具体的にどんな基準を持って選択すればいいのか?そこでおすすめしたいのが原理原則。つまり、「人として正しい」という基準である。
はじめに
綺麗事のように思えるかもしれないが、結局この世の中では、人として正しい基準で考えた方が間違いが少ない。
「人として正しい」というのは、道徳的な意味で正しいということである。早い話、人として間違っている選択は得をするように見えても結局は損をする、という話だ。
自分さえ得をすればそれでいいと考えてやることなすこと100%自己中心的。他人を犠牲にしても自分だけは美味しい思いをしようとする。
このように振る舞えば、一時的には「得」をする。それは確かなのだが、人生は長い。人として間違った振る舞いをしていればそれが必ず、自分が忘れた頃にツケとなって返ってくる。
後ろめたいことをしなければ、人生いつも上を向いて生きていける
逆に、自分が今すぐ得をしなかったとしても、いや、むしろを損をしたとしても、人として何一つ後ろめたいことをしていない。
人として誠実さを忘れずに生きていれば必ず、自分がしてきたことは間違ってはいなかったことを実感できる。なぜなら人生は必ず帳尻が合うようになっているからである。
自分がしてきたこと1つ1つ、それは忘れた頃に自分のもとに返ってくる。だから人として間違いを犯せば、それを是正するための機会がやって来る。
逆に、人として正しいことをしていれば、自分に心から誇りと信頼が感じられる生活を送ることができる。
人として間違っていなければ、その選択は正しい
この意味で人生で守るべきことはシンプルだ。
人として恥じることはしないこと。誰かを騙したり、裏切ったりしないこと。欲張りすぎないこと。自分のことだけ考えず、他人のことを思いやる。ただそれだけである。
この原理原則を忘れなければ、人生その判断で、大きな間違いを犯すことはない。
自分の欲に動かされて自分を見失い、人として間違った行いをしてしまえば、後日そのツケを支払うことになる。
だから迷ったときはいつも、原理原則に立ち返る。
「何が人として正しいのか?」
「どちらを選べば、人として間違っていないのか?」
これこそが、人生最強の指針である。
最後に
もしあなたが今後、2つに1つ、選択に迷ったときはぜひ、このことを思い出してみてほしい。
そのときは、「どちらが得をするか?」を考えず、「どちらが正しいか?」を考えて決断を下すことをおすすめしたい。
大切なのは目先のことではなく、人生を生きること。つまり人としての本質である。
それさえ間違わなければ、成功しようが失敗しようが、自分の人生に誇りを持つことができる。それこそがまさに、本当に大切なこと。
つまりは、人として間違ったことをしない。筋が通らないことはしない、という話である。