起こったことはもう仕方ない。最善を尽くせば最後には帳尻が合う

佇む美女

いまさら過去をどうすることもできない。だが、人間にはこれを越えなきゃどうしても先にいけないハードルがある。

赤松徳郎

人生は青天霹靂。

ある日突如、自分の力ではどうしようもない逆風にさらされるときがやって来る。全く自分に非がない100%理不尽な原因によって、突如大きなトラブルに巻き込まれることが実際にあるのが現実世界である。

しかし、もう起こってしまったことはどうしようもない。目の前の問題に必死で対処するしかない。

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なぜ試練がやって来るのか?

とはいえ悲報が一つある。

起こった問題の対処に全力を尽くしたとしても、その努力が報われるとは限らない。人生が一歩後退するどころか、二歩三歩、後退することだって実際にあり得る。だからこそ大切なのは、人生を長い目で見ることである。

今なぜその逆境。試練がやって来たのかは分からない。しかし長い目で見ればなぜそれが起こったのか?それが起こった結果人生がどうなったのか?天の配剤を理解し、全てを見通すことはできないのである。

だからこそ、「人生万事塞翁が馬」なのである。

後退しても前へ進む。

今すぐそこにある障害をなんとしても乗り越えようと全力を尽くしたにも関わらず、結果的に理不尽な損害を被る現実を目の当たりにすれば、「神も仏もない」と思うのは仕方がない。

しかし、たとえどれほど後退を余儀なくされたとしてもそれを乗り越えようとする意志だけは、決して放棄してはいけない。

かりに二歩三歩と人生が後退したとしても、それを乗り越えることで、最終的には十歩前へ進むことだってできる。

だからこそ、逃げずに戦うべきときは絶対に逃げずに戦い抜くことが大切である。それさえできれば、最終的にはすべてのことはチャラとなる。

最後に

人生最後には、帳尻は必ず合うようになっている。

一時的に敗北を喫し、手痛い後退を余儀なくされたとしても。困難に立ち向かい、前へ進もうとする意志を持ち続けるならば。天はそんな人を無下にし続けることはない。

いつか然るべきタイミングで、その苦難は幸福への凱歌に変わる。だから大切なのは今このとき。できる限りの最善を尽くすことである。そうすれば最後には帳尻が合う。

そうなるように、なっている。

出典

『空飛ぶタイヤ』