山あり谷ありの人生を息抜き、「自分の人生は最高だった!」と納得できる。
それはまさに最高の人生であり、成功した人生である。
ところがあいにく、何から何まで人生が思い通りにいき、何をやってもうまくいく。挫折も苦しみ哀しみも、生きることの不幸を経験せずに生きていける人はいない。
不運に足をからめとられていきていくことは、実際のところ至難の業である。
つまり私達は、人生でつまづき、苦しみ、喜び、様々な成功失敗を経験し、自分の人生に向き合っていく存在である。
なぜしぶとさが最強の能力なのか?
人生はそもそも100勝0敗は不可能。有名な成功者もこう言っている。「人生は一勝九敗」と。
つまり大切なのは勝ち続けることではない。成功し続けることではない。負けても失敗しても生き残っていく。
この意味で、人生を生きていく最強の武器は才能でも能力でもない。しぶとさである。
どんな失敗をして失敗に打ちのめされず、自分をあきらめないメンタルタフネス。
すべてを失い「もうダメだ・・・」というどん底の状況でも致命傷を食らわずにほそぼそと生き残ることができる。このしぶとさこそまさに大いなる力。最強の力である。
倒されても復活できる強さ
人生は思い通りにならない。
人生順調に進んでいても、ある日突然、逆風は吹く。そもそもが山あり谷ありの不安定なのが人生の基本仕様である。
だからこそ大切なのは人生で勝ち続けることではない。成功し続けることではない。
人生で挫折し、追い詰められ、失望し、どん底に落ちても。それでもとどめを刺されないしぶとさ。それさえあれば、人生の不思議な配合によって、道は開けていく。
倒されても倒されても起き上がり、前へ進んでいく。人生を投げ出さず生きる意欲を失わない。
このしぶとさがあれば人生は最強である。いつまでも人生がうまくいかない不運が続くはずがない。
どうしたらしぶとい人になれるか?
「もう俺はダメだ・・・」
そんなときこそ、朗報だ。
人生最大のピンチを乗り越えたあとは、最高のチャンスがやって来る。
ピンチに追い詰められ、ギリギリの状態を迎えているときほど、こらえどき。そこさえ乗り越えれば、あとはどんどん良くなっていく。
つまり最悪を迎えたあとは人生上向くだけ。あともう少しだけ、我慢して、苦境を耐えることを最優先にすればいい。
ここで一発逆転を狙う必要はない。ともかく耐えること。流れが変わることをじっと待つこと。
それは必ずやって来る。流れさえ変われば、いままでの苦労は一体何だったのか?そう笑えるときが、必ずやって来る。
最後に
人生で起こることは意味がある。
自分にとって都合の悪いこと。決して起こって欲しくないと心から思うこと。生きることに嫌気がさすほど理不尽なこと。
そんなことですら、人生で起こることには意味があることに気づきさえすれば、すべてが自分にとって意味ある気づきであることが理解できる。
だからこそ、しぶとい人は人生最強の人。
挫折や喪失、何があろうともしぶとく絶えて生きていくことができる。これは能力である。才能や運以上に大切な能力である。
生きていくために才能はあった方がいい。運もないよりあった方が絶対いい。しかしそれ以上に大切なのはしぶとく生きていくこと。
だからそう簡単に運命に膝を屈してはいけない。
転んでもまた立ち上がればいい。しぶとく生きていけば最後。いいことは必ずあるのだから。