自分を不幸にしない仕事とは、自分の個性を活かせる仕事である。

幸せなミュージシャン

自分の個性を活かせる仕事を選ぶことが、やはり仕事の勝ちにつながります。仕事の個性と自分の個性がぴったりと一致したときに、仕事としてはいちばん成功に近くなるのです。

小池一夫

人生で幸せな人の特徴は、お金持ちだとか、異性にモテモテだとか、いろいろな要素がある。

ただ1つの言えるのは、人生幸せな人のなかに、仕事がうまくいっていない人は一人もいない、ということである。

人生で成功している人。1日1日を幸せに生きている人は、己が活躍できる仕事を見つけ、社会に貢献してお金を稼ぐだけでなく、仕事をすることそれ自体に意味を感じている。

結局の所、人生の大半は仕事に費やすことになる。だから仕事が楽しくうまくいっている。幸せなのは自然なことである。

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仕事が辛ければ人生も辛い現実

毎日仕事をするのが苦痛でない。楽しく、働く意味を実感できる。幸せになれる。

この意味で、今すぐ不幸な人生を送るために最も簡単な方法の1つとは、自分が全く向いていない不得手の仕事を選ぶことである。

毎日毎日、自分が好きでもない仕事。頑張っても頑張っても人よりできるようにならない苦手な仕事。そんな仕事で人生を浪費する。いくらお金のためとはいえ、それは辛すぎる毎日である。

しかし幸い、ここ日本では、職業選択の自由がある。つまり私達は、嫌な仕事、自分に向いていない仕事を拒否する権利がある。せっかく自分がこの世にいるのだから、向いていない仕事で人生を浪費する必要はまったくない。

何より向いてない仕事を頑張っても、結局それは誰も幸せにすることができない。関わる人皆を、不満足にしてしまう。

大切なのは三方良し

例えば想像してみるといい。

人間嫌いで人と接するのが苦手な人が、店の売り場で接客をしている姿を。

笑顔一つ作れず、全体から「早く帰れよコノヤロー」的な空気を漂わせ、イヤイヤ仕事をしているのが伝わってくる。

誰がそんな接客を受けたいだろうか?そう、お客さんも。お店も。そして仕事をしている本人も。誰も幸せになれない。

仕事を選ぶ上で、「どんな仕事も全力で取り組むべき」と言われればそれはどうなのだが、どうしても向いていない仕事は向いていない。そして、それを頑張っても、誰も幸せにならない。

であるならば、仕事で誰かを幸せにして社会に役立つために。何より自分自身が幸せに仕事ができるために。やはり仕事は選ぶべきである。

そしてそれは、自分の個性が活かせる無理のない仕事を選ぶのが、一番自然である。つまり世の中は適材適所。自分が活躍できる仕事を探すことが大切である。

出典

『人生の結論』