人生を運任せにしない考え方

自ら道を切り開く男

運は天にあり、鎧は胸にあり、手柄は足にあり。

何時も敵を我が掌中に入れて合戦すべし。死なんと戦えば生き、生きんと戦えば必ず死するものなり。

運は一定にあらず、時の次第と思うは間違いなり。武士なれば、わが進むべき道はこれほかなしと、自らに運を定めるべし。

上杉謙信

世の中はいろいろ不公平である。

「人生は運が90%」という言葉があるように、人生はある程度、天運によって決まるところはあるかもしれない。

しかしだからといって、運で人生の全てが決まるわけではない。

時勢を読み、来るべきときに備えて日々準備をする。そして自ら与えられた才を最大限生かすためにできることをする。

それによって開ける道も確かにある。つまり大切なのは、自ら道を切り開かんとする態度である。

実際、死ぬ気で頑張ればどんな道も開ける。だから自分が進むべき道はしっかり自分で考えて、自分の責任で行動する。

これこそが自立した人間の生き様である。決して人生を運任せにしてはいけない。

そもそも、運に流れ流されて生きていくのは理不尽過ぎる。だからこそ生きていくためには、意志というものが必要だ。

意志があればやがては運さえも味方になる。逆転のチャンスは常にある。