最終的に人生が運次第である理由

ラッキーガール

人間には生まれながらの天分もあれば、努力によって身についた才能もあります。また運としかいいようのないチャンスもあります。

努力も大切ですが、運のいい人にはかないません。

いいチャンスにめぐり合うかどうかは、運に左右されることが多いからです。偶然のいたずらとしかいいようのないことが多いのです。

邱永漢(実業家)

「人生は運で決まる」と聞くと、なんとなく抵抗感を感じるかもしれない。

「人生は自分の努力次第であり、自分の意志と努力によって、自分の未来を作り上げていく。それこそが人生だ!」

そんなふうに考えたいし、実際の人生がそうであったら、世の中はもっと生きやすくなっている。

しかし現実的に人生は運がモノを言う。人生は運がいい人が最強である。

運が良い人はとくに努力しなくても、人生で必要なものを手に入れて、ピンチに陥っても最悪にはならず、何かと人生で得をすることが多い。

しかし、運が悪い人は、努力しても報われず、小さなミスが最悪の事態へとつながり、悪運が悪運を呼ぶ連鎖のなかで人生の不遇に悩まされる。

この意味で、人生の格差とは、ある意味運の格差と言えなくもない。そして運の格差は、生まれた時点で始まっている。

もちろん、生まれで損をして、その損によって大成した人もいないわけではない。しかしそれはあくまで例外だ。例外は例外だからこそ称賛される。そこを忘れてはいけない。

だからこそ、人生で一番大切なのは運のよさである。

人生は思い通りにならない。自分の努力と関係なく、起こることは起こる。しかし、運があれば、何が起ころうと何とかなる。それが運というものだ。

出典

『生き方の原則』(知恵の森文庫、2001年)