運は誰にもめぐってくる。ただし運をつかむためには

契約成立

運がめぐってきたときに、日々、取り組んできた人だけが、それをつかむことができる。

日々をおろそかにしていたものは、チャンスをつかめず、「運」がめぐってきたことにさえ気づかないのではないだろうか。

誰にも「運」はめぐってきているのだ。

成功したものは「私は運がいい」と言い、成功できなかったものは「私は運がない」と言うのはそういうことかもしれない。

野村克也

「運がいい」と言うと、特に努力もせずに、やることなすことが自分の思う通りにうまくいく。そんなイメージがある。

ところが実際のところ、運とはそのようなものではなく、何もせずに勝手に転がり込んでくるようなものではない。

なぜなら運とは自分で気づき、それをつかむことによって初めて、運が幸運という現実的な姿に変わるからだ。

この意味で、運がいい人とはチャンスがやってきたときにそれをきちんとつかめる人、という言うことができる。

では、どうすれば自分にチャンスがやって来たことが分かるか。そして、どうすればそのチャンスを着実にものにすることができるか。

そこでモノを言うのが、日々の取り組み。すなわち努力である。

チャンスに備え、それを待つ者は、チャンスがやってきたことにそれが分かる。

そして、チャンスをつかむ準備をしているからこそ、いざそれが目の前にやってきたとき、ミスをせずにつかみとることができる。

しかし、ただ運のみをあてにして、自らは何もしない。やるべきことすらやろうとしてない。

そういう人の目の前に運が転がり込んできたとしても、そもそもがそれを「チャンス」と認識することさえできない。

これは非常に現実的な話かもしれないが、確かなことである。

なぜなら、チャンスというのは必ずしも、「幸運」のカタチをしてやって来たりはしないからである。ときにそれは、「不運」や「不幸」のカタチをしてやって来る。

しかし普段からチャンスにそなえ、運をつかもうとする人は「ピン!」と来る。だから、皆が決してチャンスに気づかないとき。

誰よりも先に動き出し、それをつかむことができる。

皆が気づいたときはもう遅い。運が巡ってきたことに気づいた人だけが、それをつかむことができる。このように、運とは非常にシビアである。

では結局、運の良い人になるためにはどうすればいいか?

運は自力で引き寄せることができない。目の前にそれがやってきたとき、つかみとる他ない。それであるならばできることは明白である。

日々をおろそかにせず、1日1日、自分ができる努力を続けること。今よりより良い自分になろうと、努力をすること。

結局は、それこそが最強の開運術なのだ。

出典

『成功する人は、「何か」持っている』(詩想社、2018年)