「生き方」を基準にお金を使う。それが人生の厚みを決める

「やっちゃった」と思ってる美女

人間は利益を求めて働く。しかし獲得した利益は消費するためのものではなく、新しい資本として投資するためのものである。

そしてこの増大した資本はさらに投資されて新しい利潤を生みだし、このような過程が引き続きくりかえされる。

エーリッヒ・フロム(『自由からの逃走』より)

フロムの言葉は、資本主義の構造を語っている。しかし同時に、個人の生き方にも通じる示唆を含んでいる。

つまり、今、手元にあるお金をどう使うかが、その人の未来を決めるということだ。

お金をただ楽しみのため、消費のために使うのは簡単である。お金は一瞬の快楽を与えてくれる。しかし、その快楽が過ぎ去ったあと、将来的に何が残るだろうか。

多くの場合、そこに残るものはない。だからこそ、価値あるお金の使い方を考える必要がある。

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価値あるお金の使い方とは?

大切なのは、お金を自分のためになることに使うことだ。使ったお金が、形を変えて、いつか自分のもとに返ってくる使い方をすることである。

そのためには、無意味な消費は控えるべきだ。無意味な消費とは、後悔しか残らない支出のことである。自分の成長にも、未来にもつながらない支出は、できるだけ減らしたほうがいい。

ただし、ここで一つ、あえて言っておきたいことがある。人生には、ときに「無駄」に思えるお金の使い方も必要である、ということだ。それは必ずしも、直接的に利益として返ってくる使い方とは限らない。

「経験」に投資する

趣味にお金を使い過ぎたり、勢いで旅行に出たり、背伸びした遊びに手を出したりする。あるいは、ギャンブルでスったり、女遊びにハマったり、プロの女性に金を貢いだりする。

そんな一見、「何の役にも立たないようなお金の使い方」が、人生を豊かにしてくれることもある。

もちろん、身を持ち崩すのは論外だ。借金を重ねたり、生活を壊すような使い方はすべきではない。

しかし、「俺はなんでこんなバカなことにお金を使ったんだ…」と後悔する程度の経験なら、それは成長と学びのチャンスになる。

お金を惜しむな、人生を惜しめ。

お金はムダにしてはいけない。それは当然である。自分のためになる使い方をするのが一番いい。だが、それだけでは人生は味気ない。

ときにはバカな使い方をして、ムダ金だったと心から後悔してもいい。それもまた、人生の愉しみの一部である。

合理性だけでお金を使う人生は、効率的ではあっても豊かとは限らない。こうした非合理な考え方も知っておくことで、人間として面白みが生まれる。

「お金がすべて」の守銭奴にならずに済むためにも、お金ではなく、人生そのものを基準にして考えること。財布ではなく、生き方を基準にして使うことが大切なのである。

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お金
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