お金と上手に付き合い、お金に困らない人生を送る。そのために大切なのが、日々のお金の使い方。
今どれくらい稼いでいるか、その収入の如何に関わらず大切なのが、「今手元にあるお金をどのように使うか?」ということ。
良いお金の使い方ができれば人生が豊かになり、そして収入が増やすことができる。逆に、悪い使い方をしていれば、お金が貯まらず、いつもお金にヒイコラするようになってしまう。
では具体的にはどんなお金の使い方があるのか?そこで知っておきたいのがお金の3つの使い方だ。
お金との付き合いで一番大切なこと
『お金が貯まる人が捨てた37のこと』で知られるマネー本作家の田口智隆氏によれば、お金の使い方は次の3つがあるという(同書、P49より)。
1・投資
2・消費
3・浪費
投資とは使ったお金が新しいお金を呼んでくれるお金の使い方のことだ。例えば自己投資、不動産投資などがそれにあたる。
次に消費とは、今の生活に必要なことにお金を使うこと。そして浪費とはいわゆる無駄遣いのことだ。
早い話、お金で困らない人になるためには、ムダな浪費を失くし、そして投資にお金を回すこと。今持っているお金を最大限有効に活用すること。
つまりは生き金を使うことが、お金との付き合いで一番大切なことなのだ。
一番手堅いのは自己投資
お金を生き金にする。その最たるものが投資だ。特に、自分への投資は、株や通貨、不動産への投資よりも、確実性・安全性が高い。
だから、どの自己啓発書でも、「まず自分に投資せよ!」と自分への投資を強く進めている。これは本当にそうだと思う。
自分という人間にお金を使う。本を読む。セミナーに参加する。資格を取得する。旅に出て未知の経験をする。
そのような自己投資の積み重ねが、自分という人間の幅を広げ、そして人生を豊かにする。
最終的に魅力的な人間になれば稼げるチャンスもアップするし、人と違うことを経験し学ぶことによって、人とは違うチャンスを手に入れることができる。
最終的にはそれが収入というカタチにつながっていく。だからお金を投資するならまず自分に投資するのは鉄板である。
生活費への消費はケチらない
無駄遣いを失くして投資にお金を回す。これがお金の使い方のセオリーだが、毎日暮らしていくために必要な消費はケチってはいけない。
それは生きていく上で必要なものだ。爪に火を灯すような暮らしをしていれば、お金を稼いでも何のために生きているのか分からなくなる。
だから、最低限日々の暮らしに必要な、快適で安心できる生活のためのお金はケチってはいけない。特に食費、住居費、被服費はそうだ。
衣食住という言葉があるように、それらは生活の根本だ。美味しいものを食べ、落ち着ける家で暮らし、気持ち良く振る舞える服を着る。
そういう人生のベースとなる部分のお金をケチっていては、いくら投資にお金を回しても、豊かさや幸せを感じることはできない。
もちろん、無駄遣いは断固として減らす。そして、自分のためになる投資にお金を使う。だが、心地よい暮らしには、お金は惜しまず使いたい。
したいことはやった方が後悔しない
特にあなたが男性である場合、挑戦したいこと、やりたいことには積極的に挑戦した方がいい。
なぜなら若い頃にできなかったこと、したかったことは、人生のどこかで後悔として残る。だから何事も経験。できるとき、遊べるうちにしたいことを経験しておく。それによって「したいことをした」というけじめがつく。
歯止めが利くうちは、お金の無駄遣いも悪いものではないと思う。それがきっと、あなたという人間の幅を広げ、人生を豊かにしてくれるはずだ。
何より、いろんなことを経験している人は、単純に魅力的である。
最後に
「コスパ」という言葉がある。
使うお金の使い道、リターンを考えてお金を使うことはとても大事である。それによって、自分にとって良いお金の使い方ができる。
ただそれだけでは人生はつまらない。ときに、趣味や遊び、無駄と思えることにも思いっきりお金を使った方が人生は楽しめると思う。
そもそも何のためのお金なのか?お金を稼いで生きていく。それがお金のために生きていくようになってしまっては元も子もない。行き着く先は守銭奴という悲しい未来である。
だから、ある程度お金の使い方には柔軟性があっていいと思う。
もちろん、無駄遣いはいけない。でも結局何が自分のために一番良いお金の使い道は自分自身が知っているはずだ。
自分なりにお金の使い道をルール化して、お金を最大限、有効に使おう。それがきっと、自分の人生を輝かせるための力になってくれるだろう。