「もう、こんな人生は嫌だ。自分を変えたい。人生を変えたい」
そう強く思ったとき一体何をどうするべきなのか?どうすれば自分を変えて人生を変えることができるのか?そのための重要なポイントが1つある。
それは、自分を変えようとする前にまず環境を変えることである。
環境=今の自分そのもの
人は所詮、環境の生き物である。
極論を言うと、その環境があるからこそ、今の自分があると言ってもいい。「朱に交われば赤くなる」という言葉があるように、環境の力は絶大である。
あなたの周りに、あなたが将来「こんな人にはなりたくない」と思っている人ばかりいるならば、あなたは将来、高い確率で、彼らと同じ種類の人になる。
利益のためなら、多少の不正を働いても構わない。人をだましてもいい。自分さえ良ければそれでいい。そう考えている人たちがいる環境にいれば、あなたも多かれ少なかれ、彼らと同じ穴のムジナとなる。
逆に、自分のことは自分でやる。自分の人生を意欲的に変えていこうとする。そういう人たちが集まる環境に加われば、多かれ少なかれ、あなたは彼らに影響を受ける。その結果、あなたの人生は変わる。
つまり自分を変えたいと思ったらなら変えるべきなのはまず環境だ。環境が変われば強制的に習慣が変わる。習慣が変われば人生が変わる。早い話、そういうことである。
なぜ自分を変えようとする「決意」がムダになるのか
逆に、自分を変えようとするときに最も信頼してはいけないのが、自分の意志である。
「もうこんな人生はごめんだ。自分を変えたい。そのために努力しよう」
あなたにも経験があると思うが、このような「決意」は自分を変えるために、1ミリも役に立たない。
数日もすれば、すぐにその決意は薄れ、もとの自分に戻ってしまう。買った自己啓発書は未読のまま放置される。そして、また元の日常が繰り返される。
それはなぜなのか?そう、環境が変わっていないからだ。
環境はいわば、自分を強制的に変化させるための装置と言ってもいい。だから、自分の意志で自分を変えようとするよりも確実性が高いのは環境を変えること。
それは引っ越しをして全く新しい土地で人生をやり直すことでもいい。転職でもいい。今の気に環境から自分を別の環境に移すこと。
それによって、確実に自分の何かが変わる。なぜなら、環境が変わるからだ。
この意味で、どうしても自分を変えたい。なんとしても今の人生を変えてやり直したい。そういうとき頼りにすべきなのは自分の意志ではない。
まず環境を変えて、その上で、自分自身の意志を持ち、変わる努力をすればいい。たったそれだけのことで、自分は驚くほど変わっていく。そのことは、知っておいて損がない。
まず環境を見つけること
環境を変えず、自分を変えるのは至難の技である。
つまりは、自分の意志と努力によって自分を変えようとしてもうまくいかない。そんなことは、土台無理な話なのだ。
そんな無理な努力をするより大切なのは、自分を変えるためのふさわしい環境を手に入れることである。それは、自分の意志や努力よりも確実に、自分が変わっていることを実感させてくれる。
だからこそ、あなたが本当に今の自分を変えたい。人生を変えたいと思ったら、まずどんな環境に行けば自分が変わるのか。
その場所を探すことである。もし、努力をする必要があるとすれば、まずそこである。
どんな場所に行けば、自分が望む自分になれるのか。どんな人たちと関われば、自分が成長することができるのか。それを探すことである。
そして、その場所が見つかれば、迷わずそこに飛び込んでいくことだ。きっとその新しい環境が、自分を変えるためのチャンスを与えてくれることだろう。