人生ときに、先が見えず何もかも行き詰まってしまうような、停滞期がやってくる。
それは何のヒントもなく、ある日突然やってくるように思えるので、あまりにも理不尽なように思えてしまう。
停滞期がやってきたときは、ともかく先が見えない。何をしても手応えがないような気がして、どん詰まり、何も上手くいかないような気持ちになってしまう。
場合によっては、「もうダメだ・・・」と立ち上がる気力すら、失われてしまうかもしれない。
人生が停滞するそもそもの意味
やることなすこと失敗だらけ。何をしても上手くいかない。そういう時期はお先真っ暗な気分で、明るい気持ちになることなんて難しいかもしれない。
しかし長い目で見ると、人生の停滞期の裏には必ずそれ相応のプラスがある。「乗り越えられない試練はやって来ない」という言葉の通り、変化が起こるときは必ず理由がある。
それはこのようなイメージで考えると分かりやすい。
停滞期=人生の行き詰まり→今までのやり方ではダメ→新しいやり方を見つける→人生が新しいステージへ移行する
つまり停滞期という変化をきっかけに、私たちは「今まで」より変わることを要求されているのである。
人生の停滞期は「今は変化を起こすときです。新しく変わっていくことを受け入れなさい」というサインである。だから強制的にどん底に落ちてしまうような体験をするはめになる。自分自身が変わらざるをえないように。
だからこそピンチはチャンス。
・突然のリストラ
・大失恋
・自分でビジネスをしている人は売上の低下
など、現実の人生で「悪いこと」が起こったように見えたとしても。それが本当に悪いことだったのか?そのジャッジを今すぐ下すのは早いかもしれない。
停滞期はこう乗り切る
人生の停滞期に何よりすべきなのは、失われてしまった目の前のマイナスにとらわれず、マイナスの陰に隠れているプラスを見つけることである。
人生、失うものがあれば必ず得られるものがある。それを全力で見つける。
停滞期は、「このままではダメだ」「将来が不安だ」など、いろんな悩みが頭を過ることになる。それはそれで仕方ない。無理にポジティブになる必要はないと思う。
そのかわり、今できることはないか、もはや自分にとって必要でなくなってしまったことは何か。自分自身に問いかけ、次のステージに向かう準備をすることだ。
リストラされたなら新しい仕事を探す。大失恋したら恋人探しではなく自分磨きをする。売上の低下なら事業の撤退もしくは改善のための新しい手段を検討する。本当はしなくていいのにしていたことをさっぱりやめる。
今までとは違う、新しい方向へ意識を向ける。そうすれば、新しい仕事、新しい出会い、新しい自分という可能性が用意されていることに気づく。
やがて問題が解決したとき、「そうか、あの停滞期があったからこそ、今の自分があるのだ」と思えるときが必ず来る。それこそが、停滞期で見つかるプラスの部分だ。それは必ず見つかる。
停滞するからこそ気づけることがある
人生、停滞期真っ最中のときは、どうしても視野が狭くなる。
目の前の「上手くいかないこと」に意識を取られすぎることによって、どんどん、視野が狭くなってしまい、「人生終わった・・・」と絶望感に心が支配されてしまうかもしれない。
しかし、人生でなぜ停滞期が起こるのか、その意味と必然性を理解すれば、その辛さも少しは和らぐ。
実際問題、人生の停滞期は長い目で見て、人生を根本的に変えてしまう気づきを得られるチャンスになることが少なくない。そして、停滞を耐え抜くことで人間として一皮むけ、新しい自分、よりよい自分になることができる。
だからこそ大切なのは、なぜ自分の人生が停滞しているのか。うまくいっていないのか。そこに気づこうとすることである。
そして、苦しいときは「明けない夜が来ることはない」ということを思い出して、せっかくなら、思いっきり前の自分とは違う自分を目指してみるのもいい。
そこで得たものこそが実は、あなたが人生で停滞を経験すべき一番の理由になるのだから。