誇りを持てない「嫌な仕事」を続ける成れの果て

悩む少年

もしあなたが自社に誇りを持てず、仕事が好きでもないなら、さっさと辞めることだ。誇りを持てない場所で、嫌いな仕事を嫌々やっていると、人間のクズになる。

千田琢哉

世の中、一部の恵まれた人をのぞいて、人は皆、何らかの仕事をしなければ生きていくことができない。

それで、8時間~12時間、1日の大半の時間を仕事に費やすことになるわけだが、問題なのは、仕事の選択である。

毎日、多少だるくてもやりがいはあるし、やっていても楽しい。仕事がストレスになりすぎず、適度に達成感がある。

そういう仕事をしていれば、人生は苦痛じゃなくなるし、お金以外、働く理由も見つかって、総合的な人生幸福度はアップする。多少長時間の労働になっても、気にならないだろう。

良心に背く最悪の選択

しかし問題は、嫌いな仕事、「これはすべきでない」と良心がとがめる仕事、自分に自信が持てなくなる仕事だ。

世の中にはいろいろ仕事、いろんな職場がある。

普通な仕事も多いが、なかには、人を騙してお金儲けする仕事やインチキ商品を売りつける仕事、上司に罵倒されて顧客に土下座をする仕事、人生をダメにする仕事がある。

想像するだけで胃がキリキリしてくるが、率直な話、悪い仕事をしていれば自分の人間性も腐ってくる

俺は悪いことをしている。間違ったことをしている。心でそんな気持ちしか持てない仕事をしていれば、当然自分の人間性もどこかで腐ってくる。

まだ引き返せるうちに引き返す

社会には、本当に「なんでこんな悪いやつ、いやな奴がいるんだ」という人間がいる。

もしかしたら、彼らは嫌いな仕事、誇りを持てない仕事を続けることで、ダークサイド堕ちしてしまったのかもしれない。

生きることはある意味生存競争で、綺麗事だけで上手くいかないのは確かだ。

それでもやはり、してはいけない仕事、続けるべきでない仕事もあると思う。それに気がついたときはまだ大丈夫だ。今ならまだ、引き返すことができるのだから。

出典

『大切なことは、「好き嫌い」で決めろ!』