「人生を変えたい」
そう思ったとき、一番手っ取り早い方法が「住む場所」を変えることだ。
住む場所が変われば生活圏が変わり、日々目にする景色、出会う人が変わってくる。場合によっては仕事すら変わる。そうなれば、日々の行動が、確実に今までの自分とは違う行動になる。
行動が変われば、当然結果も変わってくる。今まで経験したことがないことを経験することによって、全く人生が違ってくる。
そのため、今の人生に物足りなさや不満、「このままでいいのか・・・」という得体の知れない焦りを感じてたとき、人生に行き詰まりを感じたときは、思い切って、新天地に引っ越して人生をやり直すのも一つの方法だ。
引っ越しで環境を変える。環境が変われば強制的に自分も変わる。もしかしたらその自分は、今よりもずっと良い自分かもしれない。
この意味で、引っ越しをすることは、自分、人生を変える一番手っ取り早い方法なのかもしれない。
土地には相性がある?
ただ注意したいこともある。自分を変えるために引っ越す。人生を変えるために引っ越す。問題は「どこ」に引っ越しをするか、だ。
「土地柄」という言葉考があるように、住む場所というのはそこで暮らす人の人生の質に大きな影響を与える。そして、人と土地には相性のようなものがあるように思える。
ある場所は、ただそこで過ごすだけで前向きな気持ちになれたり、良い出会い、良い経験ができる。
一方である土地では、
「どうも、この街と自分は相性が良くないかもしれない」
「この土地にいると自分が縮こまってしまうような、窮屈な気持ちになる」
「ここは自分がいるべき場所でないような気がする」
このように感じてしまうことがある。
そして、やることなすこと自分らしさを失って、人生のギクシャクしてしまう。そんな相性の良くない土地がある。
私自身、日本の大都市を中心に様々な街で暮らしたが、土地との相性によって、引っ越しがプラスにもマイナスにも働くことを実感している。
人生を変えるための新天地を求めるのであれば、事前に気になる土地を旅行して、自分がどんな気持ちになるか、そこで具体的な生活がイメージできるか、良い感じがするか、しっかり調べておきたい。
最後に
人生で、環境が変わる影響はとても大きい。引っ越しをすることで、日々の行動、顔を合わす人、目にするもの、何もかもが変わってくる。
今の生活にうんざりしてどうしようもなくなったとき。今のままでは未来が見えなくなってしまったとき。
そんなときは思い切って引っ越して、環境そのものを変えてしまう。それによって人生が良い方向に進むという絶対の保証はないが、確実に何かが変わっていく。
結局、人は環境の動物である。今いる場所で自分を変えていく努力は必要かもしれないが、それでもどうにもならないこともある。
思い切って環境を変えて、心機一転やり直すのが手っ取り早いし自分を変える強制力がある。「人生を変えたい!」と思ったら、その選択肢の一つとして。引っ越しを検討する価値がある。