良くなる前に悪くなる。人生で起きる「好転反応」とは?

希望はそこにある!

人生が良くなる前には必ず何かが悪くなる。

これは人生における有名な経験則だが、それをシンプルに説明できる言葉がある。それが「好転反応」という言葉である。

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はじめに

「好転反応」とは東洋医学で使われている用語で、体の悪いところを治療する。すると、その結果体はすぐに良くならず、逆に一時的に悪くなったりする。

ところが、悪くなった状態が一定期間過ぎたあと、体の悪いところが良くなって改善していく身体反応のことを指す。

正直、この「好転反応」が本当かどうか分からないのだが、良くなる前に悪くなる。これは実際の人生で起こりうる、現実的な話である。

なぜ夜明け前が暗いのか?

例えば「好転反応」と似たような意味を指す言葉に「夜明け前が一番暗い」という言葉がある。

これは、どん底の先に明るい日々が待っていることを示唆している素晴らしい言葉だが、人生が良くなる前はたいてい大きな逆境にぶつかるものである。

努力した結果、すべてが台無しになってしまった。幸せをつかもうとした瞬間どん底に落とされてしまった。

人生、突如自分が望んでもいない変化が、突然目の前にやって来るのだが、これもいわば「好転反応」の一つと考えることができる。つまり良くなる前に悪くなる。

そう考えると、人生の転機に問題がやって来るのはある意味必然的な話なのかもしれない。

好転反応を信じる意味

だからこそ大切なのは、目の前の状況が悪くなった時。「これはきっと好転反応である」と信じることではないだろうか?

とくに、人生真面目に最善を尽くして生きているにもかかわらず、にっちもさっちもいかない日々を過ごすことになってしまったとき。

自分が築こうとしてきたものがすべて、台無しになりそうになったとき。人生で「こんなはずではなかった」という無念の日々を送ることになったとき。

大切なのは「自分の人生はもうダメかもしれない・・・」と悲観をすることではない。むしろそこが、人生が本当の意味で上向いていくスタート地点になるかもしれないのである。

人生あきらめない考え方

人生は変化の連続。今の状態が続いて欲しいと思っていても、変化は突然、やって来る。

そこでもし、人生が自分の期待とは裏腹に、良くないことが続いたとしても、すぐにそれをマイナスのサインとしてとらえる必要はない。

むしろ、今まで人生が順調で上手くいっていたにも関わらず、突如理不尽に悪いことが起こりだしたとき。向上の努力にも関わらずどんどん状況が悪くなってしまったとき。

それは人生の転機がやって来ているサインで、これから「人生が良くなっていきます」という好転反応かもしれない。むやみに絶望することは、物事の本質を見誤る可能性が高い。

最後に

大切なのは自分の「解釈力」である。すなわち、起こった出来事の意味を適切に判断することである。

人生無意味に、逆境はやって来ない。それが起こるからには、それが起こるだけの必然性が隠されていることがほとんである。

だからこそ、その出来事から今自分が気づく必要がある何かに気づき、その経験を無駄にしないようにしたい。

つまるところ人生は、長い目で見ることが大切である。

右肩上がり、良いことばかり続く人生は現実的にありえない。悪くなったとしても、その先に急上昇。驚くほど素晴らしいことが待っているのが人生である。

だから「夜明け前が一番暗い」のである。

ということで、あなたの人生で悪いことが続き、奮闘虚しく、状況がますます悪くなったときはぜひ、このことを思い出して欲しい。

「それは好転反応。人生は良くなる前に悪くなる」