口癖は現実化する。この意味で今後の人生をより良く変えたいなら

ふっと口にする

あなたはこんな話を聞いたことがないだろうか?

「人生がうまくいく人は口癖が違う」

自己啓発のよくある話として、人生がうまくいっていない人は普段から

・愚痴

・不平不満

・泣き言

・他者批判

など、いわゆるネガティブなことばかりを口にしていると言う。

一方で人生がうまくいっている人は、

・感謝

・前向きな言葉

・未来への希望

など、そもそも口癖が違うと言う。

これは本当なのかただの戯言なのか。このページで一つの意見を提示したい。

あなたがこれから人生をより良く生きたいと思っているなら、5分ほどかけてこの記事を読む価値があるかもしれない。

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口癖は重要!

まず結論から。

普段何気なく言葉が人生を創るという口癖論は正しい可能性が高い。

それはあなたが身近にいる「人生がうまくいっていない人」を観察すれば、今すぐ実感できることである。

例えば、あなたの環境にいる「この人はイヤな人だ」「関わりたくない」と思う人を思い浮かべて欲しい。

そして、彼らが普段、どのような言葉を発しているかをチェックして、その人相、放つオーラを思い浮かべてみてほしい。

すると、嫌な感じがする人は嫌な言葉を日常的に発しているという、シンプルな相関関係に気づくだろう。

すなわち、人生がうまくいっている人がそうやすやすと他人にネガティブな気持ちを与える言葉を発することはない。

一方で人生がうまくいっていない人は、自分の哀しみや不幸を無意識のうちに他人に撒き散らそうとする。

だからその口癖はまさしく、人生がうまくいっていない現実の反映である。それはとてもシンプルな話だが、人生における重要な気づきを与えてくれる。

ここで注意して欲しいのは、人生がうまくいく=お金を持っている、出世しているという話ではない。

この記事で言う人生がうまくいっている人とは、自分の人生に主体的であり、他人の害にならず、まっとうに生きている人のことを指している。

人は自分が思う通りの現実を生きる

私がこのことを確信したのは、とある個人的な経験である。

その件について詳細は語らないが、その人の口癖といえば、いつも自分を卑下する言葉ばかりである。

お金の悩みや仕事のこと、将来のこと。いつも後ろ向きな言葉ばかり話をするばかりで、「ではどうなりたいのか?」という、問題解決後の姿が全く見えない。

たとえ、現状に問題があったとしても、「ではどうすればいいのか?」ということに意識が向けることで、これからの人生に希望を持つことができる。

しかし、問題そのものに意識を向け続けることによって、自分で自分の不幸を継続させているのである。

具体的な例は挙げないが、その口癖も常に後ろ向きで、1ミリの発展性もない。これでは、助けてあげたいと思っても、自分ができることは何一つない。

だから結局は本人が気づくしかない。「その口癖こそ、あなたが自分で自分を追い詰めている現況なのです」ということに。

口癖が人生を創る理由

なぜ、口癖が人生そのものに影響するのか?

その理由は極めてシンプルである。口癖が結局は自己規定。すなわち「自分とはこういう人間である」という認識につながっていくからである。

あなたが普段口にする言葉は、あなたの認識の反映である。

「自分はできる!」と思っている人の口からは、問題の解決策や対応策といった、前向きな言葉が出てくる。

だから意識は前と向き、結果としてうまくいく現実を実現することができる。

一方で、「自分はダメなんだ」と否定的に考えれば、今現在、「自分の不足している現実」に意識が向く。

結果、今後人生を前向きに生きるための言葉ではなく、これから訪れる不幸に意識が向くようになる。そして結果的に、自分が口にした言葉通りの現実を、目の当たりにするのである。

それはスピリチャルとかそういう話ではなく、ある意味なるべくしてなる、必然的な話である。なぜなら思考が現実世界における行動につながっていくからである。

人生はまず言葉ありき

では人生をよりよく変えていくためにどうすればいいか?話はかんたんである。自分を変えようとする前に、まず言葉から変えるのである。

あなたが普段から自分を蔑む口癖を発しているなら、それを今すぐやめる。

そして、「私は○○ができる」「私は○○が素晴らしい」というように、あなたの良いところに意識を向けて、意識的に言葉を発するのである。

「アホらしい」とあなたは思うかもしれない。しかし、言葉を変えていれば徐々に、思考そのものが変わっていく。それは自分をよりよく変えるための、着実なプロセスである。

効果は今すぐ現れない。いや、最初はいわゆる好転反応(良くなる前に悪くなる現象)で、良い言葉を使うようになったとしても最初はストレスや不安を感じる現実が目の前に提示されるだろう。

しかし好転反応が終われば、口癖の効果がじわりじわりと実感できる現実が目の前に現れてくる。その効果については私自身が実体験で経験したことなので、あなたに自信を持ってこうお伝えできる。

口癖を変える努力は効果ありです、と。

どんな口癖を使えばいいか?

ちなみに、具体的にはどんな口癖を使えばいいのかを知りたい方は、アファーメーションなど、いろいろな方法を学ぶことができる。

口癖をテーマにした本を熟読し、「実践」することをおすすめしたい。

ただ、シンプルに今すぐ口癖にしたい超重要な言葉があるとすればただ1つ。「ありがとう」という言葉である。

こうして文面にして書いていると、まるで小学校の道徳の話のように思えるかもしれないが、実際に効果がある言葉なので仕方がない。

普段からなにかにつけて「ありがとう」と口にする。家族でも友達でも同僚でもコンビニのレジの人でも、相手は誰でもかまわない。

人から何かをしてもらったら「ありがとう」と口にする。何もしてもらっていなくても「ありがとう」と口にするこの小さな習慣がまさに、人生を激変させていく。

この具体的な効果についてはいつかどこかで然るべき人に話したい話だが、ここでは「効果があります」ということだけを、こっそりお伝えしておくことにする。

まとめ

口癖はとても重要である。

それはお金が儲かるとか、出世するとか、そういう実利的なメリットを超えた、大きな価値を人生にもたらしてくれる。

もちろん口癖を変えたところで、今すぐ人生が変わるわけではない。それは1年3年5年10年。徐々に、しかし着実に、人生に影響を与えていく。

非生産的で自分や他人を傷つける言葉を口癖にしていれば、それ相応の現実を生きることになる。それは古今東西、様々な本で語られている「言葉が現実化する」という教えの通りである。

一方、あなたがよりよい人生を目指すなら、口癖から変えていけばいい。「こうなりたい」という言葉。気持ちが明るく豊かになる言葉。何より自分を大切にする言葉。

そういった言葉を普段から口癖にすることで、思考そのものが時間をかけて、変わっていく。思考が変われば行動そのものが自然に変わっていく。人生も思考に応じて変わっていく。

人生は今すぐ変えることができない。しかし、口癖を変えることは今すぐできる。

あなたがこの話に「ピン!」と来たら、あなたも今すぐ、人生を変えるための行動を起こすことができるのである。