人生を変えるにはまず何かを「始める」よりまず「やめる」

まずは落ち着いて考える

人生は行動あるのみ。現実は行動によって変革される。

この意味で、今の現実を変えて人生をより良くするためには行動を起こすことは現状を変えるための絶対必要条件である。

ただし、行動を起こす前にまず、やるべきことがある。それが「行動の断捨離」である。すなわち「何かをする前に今している無駄なことをやめる」のである。

はじめに

新しいことを始めるのは比較的容易である。そして、新しいことを始めることによって「何かが変わるかもしれない」という、期待感を抱くことはできる。

しかし忘れてはいけないこと。それは、今の現実とは今までの行動の累積である、ということである。すなわち、今の人生、今の目の前のすべては、今までしてきたことの結果である。

この意味で、今後人生を変えていくためにはまず、今までどんなことをしてきて、今後人生をより良く変えていくためには、どんなことを続けて、どんなことを続けてはいけないのか。

整理することが最優先事項である。

まずマイナスをゼロにする

例えば、あなたは今「やせたい」と思っている。そこでジム通いやダイエットサプリを検討することが、やせるために適切な行動のように思えるかもしれない。

しかしそんなことをする前に、カロリーの高い食べ物を食べるのをやめるとか、休日にダラダラすることをやめるとか、何か新しいことを始める前にするべきことがある。

そうしないと、いくら新しい行動を始めたところで、期待する結果を得ることは難しい。なぜなら「カロリーの高い食べ物を食べる」「休日に動かない」というマイナスが、ダイエットの成功を難しくしているからである。

つまるところ、現状にマイナスがある状況で、いくらプラスを重ねたところで、マイナスに足を引っ張り続けられるだけである。だからこそ大切なのはまず断捨離。現状のマイナスを、ゼロに変えるための行動が必要なのである。

まとめ

これから人生に新しい結果を求めること。

すなわち、人生が変わることを期待するなら、新しい何かを始める前に、まずやめることがある。それは、今のあなたの人生においてマイナスになっていることをやめることである。

今のあなたの人生において、あなたい悪い影響を及ぼしていると思えることは何だろうか?朝起きて夜寝るまでに、「これをやめたら別の何かができる」ということは見つかるだろうか?

人生を変えるために、今すぐ何かを始める必要はない。それ以前にまず、見直すべきことがあるかもしれない。

つまり、人生を変えるために今すぐ何かを始める必要はない。それよりもまず、今していることをやめる。それによって人生に変化を起こすことができるのである。

最後に

人生にはしなければならないことがたくさんある。同時に、しなくてもいいことも、たくさんある。

今の現実を変えて人生をより良くする。そのために行動を起こすことは大切である。ただしその前にまずは行動の断捨離。

本当に何をしなければいけないのか。そして、何をする必要がないのか。行動の断捨離をして、現実のマイナスをゼロにして、プラスを積み重ねていくことが大切である。