時流に乗らなくていい。それよりもっと大切なこと

上を目指す

あなたはサクサク結果を出して、陽のあたる場所に飛び出したいと思うだろうか?長い下積みを経験するより、今すぐ成功したいだろうか?

もしそうなら、「こういう考え方もある」ということを知っておく価値がある。そうすれば、自分を見失わず、着実な人生を築くことができるだろう。

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はじめに

世の中で最も速く成功する方法。それは「時流」に乗ることである。

「今やってきている波」を感じて、そこに乗っかっていくのである。すると、驚くほど速いスピードで物事は進んでいく。

波に乗るか乗らないか?その促進のスピードはあまりに大きすぎる。

だが私はここで、「だから時流に乗ることが大切です」と言いたいわけではない。むしろ、「あえて波に乗らずにコツコツ時間をかけ自分を磨く」というチョイスもある。

かんたんに成功する不幸

「時流」という上昇気流に乗っかること。それによって私たちは自分の実力以上の事を成すことができる。だがその成果は自分の実力ではない。

この事実を意識しているかしていないか。それがその後の運命を分ける。なぜなら砂上の楼閣はいつか崩れる。

実力を磨かず、時流によってスポットライトがあたった人は、やがてその「中身」のなさを衆目に晒すことを運命付けられる。そのときプライドが肥大化していればそれは悲劇というより喜劇である。

だからこそ、下積みを経ない成功体験、着実な努力の継続を経ていない劇的な成功体験は、決して幸運ではないのである。

自分を磨いて引き出しを増やす

近頃強く思うのは、「身の程」を知り、実力を高めていくことの大切さである。

私たちは、速く結果を出したいと思う。今の気に食わない現状を変えて、目に見える結果を手に入れたいと思う。でも、急いでも仕方ないのだ。時間というものは必要なだけ、かかる。

もしかりに、世の中の時流に後押しされ、物事が信じられないくらいうまくいったとしても、それは自分の実力ではない。

実力を磨かないまま、運だけで成功してしまえば、その成功はいつか茶番になるだろう。そのときの残るのは肥大化したプライドだけである。

最後に

流れに乗っているときと乗っていないとき。その結果は天地ほど大きい。

だが、流れに乗ってスイスイ成功することが必ずしも正解とは限らない。時流に乗り実力以上の成功を実現したとしても、上昇気流が止んだとき、結局は身分相応の場所へと押し戻されるだけである。

だからこそ短期的・短絡的な成功を追い求めるのではなく、あくまで地道、そして堅実に自分を磨いていく。引き出しを増やしていく。これこそが真の意味で人生を繁栄させる道である。

焦るべからず、急ぐべからず。やがてそこへたどり着くことはできる。そこを目指し、地道に歩み続けるならば。