脳と心を守るために情報は「増やす」のではなく「減らす」

情報多すぎ

私たちの生活は、あらゆる面で、情報に侵食されている。日々、普通の生活しているだけで、ありとあらゆる方向から、様々な情報が入ってくる。

でもその多くは、間違ったことであったり、わざわざ知る必要がないことといった「ノイズ」が混ざっている。

知る必要がない情報に脳を占拠されてしまえば、私たちは大切なことを見失う。だから必要なのは、情報の断捨離である。

知る必要がないことを知る必要はない。あなたにとって大切な情報を、取捨選択するのである。

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はじめに

「情報化社会」という言葉は、もはやそれが当然になってしまったために使い古された感があるが、だからこそ私たちは自分を受け取るのではなく、自分で見つけ出すのである。

その前提として意識しておきたいのは、「情報は必ずそれを発信する人の意図を含む」という事実である。

だから、情報に警戒心を持たず、何でもかんでも、情報に対してオープンに接していれば、あなたの思考は無意識に、情報によって侵食されていく。

なぜ「特に理由がない」のにネガティブな気持ちになるのか?

それでどうなるか?あなたは無意識に落ち込む。ネガティブな気持ちになる。

「試しに」とは言わないが、3週間程度、夜寝る前と朝起きたときにネガティブなニュースに触れてみるといい。

あなたの思考や精神状態が、情報によって影響を受けることを、実際に感じることができるだろう。情報は知らず知らず、あなたの人生に干渉するのである。

見ない情報を決める

少しむずかしい話になったが、ここで言いたいことはシンプルである。あなたにとって必要でない情報はカットすればいい、ということである。

具体的にどうするか?

あなたがSNSをしているなら気分がモヤる投稿はミュートする。イヤなメールは見ないようにする。だらだらとネットサーフィンをしない。

TVはつけっぱなしにせず、本当に観たい番組だけを観るようにする。不安を煽るようなニュースはスルーする。イヤな感じがする情報は遠ざける。

「見ない」情報を決めて、実際に見ないようにすることで、あなたの人生に変化が起き始める。

情報は「心」に影響する

情報の中に身をさらすのではなく、「自分で」情報を取捨選択していると、あなたは少しずつ、自分の変化を感じ始める。

それは、「自分で考える」ことを始めている自分に気づくという、変化である。

あなたにとってどんな情報が価値を持ち、一方でどんな情報が不要、もしくは有害なのか?あなたが自分自身で情報を選び出した段階から、少しづつ、あなたの意識は変わっていく。

それは脳への負担が減る以上に、心理的な影響の方が強いだろう。

最後に

知る必要がない情報を知って脳にストレスを与える。そして心を不安にする。そんな状況に置かれているのが、私たちが生きている環境である。

ほんとうに普通に生活しているだけで、あらゆるところから情報入ってくる。それが、あなたの心。考え方に影響を及ぼしていく。

特にあなたが、ネットをよく使う場合はなおさら、情報の取捨選択には注意が必要である。

SNS。ブログ。Youtube。あなたが何気に見ているネットが、実はあなたの気分や思考。価値観に影響を与えているとしたら、あなたは一体、何を見ようとするだろうか?

ぜひ、じっくり考えてみてほしい。