チャンスは必ずやって来る!不遇時代に自分を伸ばす5つのポイント

焦らず待つ

生きることには「無常」がつきまとう。

5年先。10年先。未来を予想し、必要なことを準備し、日々自分にとってやるべきことをまじめに続けていたとしても。挫折は突然やって来る。

最悪、自分が今まで時間をかけて築いてきたものが、一瞬で失われてしまうような、理不尽な事態も起こり得る。

しかしそうなったとしても、自分をあきらめてはいけない。その先道は2つに1つだ。

「もうだめだ・・・」と完全に心折れ、自分の人生をあきらめてしまうか。それとも、その挫折を自分にとって必要な「成長の機会」と考え、奮起し行動するか。

そのチョイスは、自分次第である。

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不遇時代の存在意義

人生あきらめなければ道は開ける。必ず開ける。

どんなに不遇な状況に追いやられても、自分の心が折れさえしなければ。自分で自分をあきらめなければ。その不遇は自分を更に鍛える絶好のチャンスになる。

「自分は必ずまた復活できる」という強い信念を持ち、不遇のなかで自分を磨き引き出しを増やしていく。これこそがまさに、不遇を経験する本質的な意味であり、必要性である。

挫折しつまずいたとき。日の目を見ずあまりにも長い下積みに絶望しそうなとき。大切なのは時が来ることを信じることである。

時が来たとき、自分の中身が空っぽであるならば、チャンスをつかめたところで、それはすぐに失われる。しかし不遇時代に自分磨きを粘り強く続けたなら。

不遇は不遇ではない。自分が羽ばたくために必要なことを身につける学びの期間であったことを実感できるだろう。

不遇だからこそ意識したい5つのこと

もしあなたが今、人生で挫折し失望を味わう日々を送っていたり、努力しているのに報われない不遇時代を味わっているなら、一つだけ言えることがある。

それは、まだ「今はあなたのときが来ていない」ということである。焦ってはいけない。人の人のタイミングがある。今は今で、できることがある。

次の5つのことを意識し、焦らず少しずつ、前進していこう。

不遇時代はムダではない

人生にムダは一つもない。今ここで不遇時代を迎えているということは、長い目で見てそれが必要だからそうなっているのである。

うまくいかない。結果が出ない。現実が変わらない。そんなとき、「もうダメだ・・・」と絶望するのは仕方がない。

しかし、「うまくいかないこと」「失敗すること」「プライドを失うこと」といった、不遇時代のネガティブな経験こそが実は、長い人生における大切な財産となる。

それは挫折力と言ってもいい。心をえぐられ、折れそうになる。そこから立ち上がるという経験こそが、重要なのである。

だから今は、「うまくいかないことを学んでいる」と考え、へこたれないことである。

失敗の裏に成功がある

人生は一寸先は闇であり、光である。良い意味でも悪い意味でも、これからどうなるかは誰にも、分からない。

ネタではなく実際の現実として、「もうダメだ。俺は終わりだ・・・」とあきらめたその瞬間、逆転のカギが見つかりハッピーエンドへと向かっていくことが起こるのが人生である。

例えば『奇跡のリンゴ』(幻冬舎)で知られる農家、木村秋則さんの話は劇的である。

「無農薬でリンゴを栽培する」という前代未聞のミッションを持ちリンゴの栽培を始めるも失敗の連続。苦境に陥った結果、「周りに迷惑をかけて申し訳ない」と自分の人生を自ら終わらせるために山のなかへ。そこで無農薬でリンゴを栽培するヒントを発見する。

「もう、どうしようもない」と絶望し人生をあきらめかけたその瞬間に救いの光が差し込み、無農薬のリンゴ栽培に成功する。木村秋則さんの話はとても印象的である。

だからたとえ失敗したとしても、それで人生の可能性までを切り捨てる必要はない。大切なのは学びである。なぜ失敗したのか?これから「何を」「どうすれば」うまくいくのか?粘り強く考えることである。

理想の現実は失敗の先に待っている。失敗を経験したあなたは一歩、前進しているのだ。

状況を整理する

不遇の時期とはいわば、自分の引き出しを増やす時期であると同時に、本当に自分がやるべきこと、やりたいことを見極める時期でもある。

様々なことに挑戦し、うまくいくこと、いかないことが明らかになっていく。そのなかで、「どうにもこれは私がしたいことではない」ということも出てくる。

それまでなんとなく続けていたことでも、本心では「やりたくない」という気持ちになることもあるだろう。

この意味で、足元を見つめ直す時期としては、これ以上ないほどベストタイミングである。これからの人生で何が大切で何を妥協してもいいのか?じっくり考えてみよう。

読書で人生の基礎力を養う

学びなくして成長なし。

人生の不遇時代に最も適した行動があるとすれば読書である。挫折し、停滞しているときは、誰でも自分への自信が揺らぐ。こういうときだからこそ、謙虚に、人から学ぶことができる。

読書は人類の集合知である。人の経験や価値観、考え方を、驚くほどお得に学べる最強の学習ツールである。それは文字を通した対話である。

不遇時代に重要なのは、読書を通じて「人生の模範」を見つけることだ。あなたにとっての「最高の人生」のヒントを見つけることだ。

この時期に読んだ本が、文字通り人生を変えることになるだろう。

謙虚に自分を信頼する

人生つまずいたとき大切なのは、そのつまずきの原因を外部ではなく自分に求めることである。

「○○のせいで〜」というように外部に原因を求めるなら「自分は悪くない」という気持ちがどうしても残る。もちろん、実際にそういう場合もあるのだが、大切なのは現実は現実。起こったことを受け止めることである。

もし失敗し、つまずき、認められない現実がそこにあるならば、その原因を自分自身に求めることが、奮起と成長を促すことができる。

ただ間違ってはいけないのが、卑屈と謙虚を混同することである。

自分の人生で起こったことの原因を自分に求めることは大切だが、「だから私はダメです」とか、「○○さんと比べて私は〜」と考える必要はない。

自分は自分で人は人。今の自分ができることを見つけていけばいい。

まとめ

長くなったのでここまでの話をまとめる。

人生の不遇時代で大切なのは、その不遇を敗北ととらえず、自分にとって必要な「成長の機会」と考えることである。必要なことを学び、引き出しを増やし、今後息長く活躍するために必要な下積みの期間だと考えることである。

不遇の時期はいわば、誰からも注目されない時期である。そして、誰からも注目されない時期だからこそ、できることがある。

中身がない人間はやがて化けの皮がはがれる。しかし、不遇の時期に自分を磨き、引き出しを増やし中身を増やしていくことによって、人生挽回のチャンスがやってきたとき、遠慮なくそれをつかみに行くことができる。

だからその不遇は失敗ではない。失敗の裏には成功がある。自分の状況を冷静に整理し、学び引き出しを増やし、謙虚かつ自分を信じて、時を待とう。

人生には、「日の目を見ないとき」にしかできないことが、あるのである。

最後に

あなたが今、不遇のときを迎えているとすれば、それを決して不運と考える必要はない。いや、むしろあなたは幸運である。

「人生で挫折し停滞する経験を与えられた」ということは、それを乗り越え成長する機会が与えられたことを意味する。

その不遇を乗り越えたときあなたは、今よりもっと打たれ強く、そして魅力的な人になっているだろう。それは、順風満帆な人生では決して経験することができない貴重な学びである。

そして最後に朗報を一つ。その不遇は乗り越えられるからこそ起こったこと。必ず、乗り越える方法がある。つまり、未来は明るいのだ!