人は出会う。この世で会うべき人と会うために。

手を広げて

人と人との出会いを思うとき、その不思議さを思わずにはいられない。

たとえば、表情が気に入った、話し方に惹かれたと誰かが言ったとする。しかし、それは表層的な言葉にしかすぎない。

しかたがないから運命と人は言う。

他人からみればそれは単なる「出会い」の一言で片付けられることが、自分にとっては大きな意味を持って迫ってくることがあるものだ。

人生とはもっと奥深い何かによって動かされているとしか思えないときがある。

唐沢寿明

人生が変わるとき、そこには必ず、何らかの出会いがある。

後で振り返ると、いかにその出会いに大きな意味があったのか、否応なく気付かされる。

そして、人の縁の不思議さを思う。

出会いが与えられた決定的理由

なぜその人と出会うことになったのか?その出会いがもたらしたものが何だったのか?

それらを考えると、人は自分一人の力で運命を切り開くのではなく、数多くの出会いに助けられてこそ、道を進んでいけることを知る。

結局出会いは必然であったことに気がつく。そして、人生を動かしている、奥深い何かの存在に気がつく。

ただただ不思議なことだが、出会いにはそんな力がある。

幸運は人を通じてやって来る

良き縁にしろ悪い縁にしろ、それらは何らかの意味がある。ムダは一つとない。

だから人生は、出会うべくして出会うのかもしれない。

つまり人生において出会う。

それは何であれ、出会うだけの必然性がある。だからこそ、出会いを無駄にしない人は、人生を無駄にしない。

それほどまでに、人生における出会いの力は、強大なのである。

出典

『ふたり』(幻冬舎、1998年)

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