成功しなくてもいい。成功を目指して進み始めたなら

空を見上げて

いかなる失敗も、その目標の火が消えないかぎり、きみは耐えられる。

最終的には、その目標を実現しなくてもいいんだ。完全に失敗してもいいんだ。

だが、そうした運動を通じて、きみはたぶんつらいけれど充実した人生を味わえると思うよ。

そして、運よく40歳、50歳まで生き延びることができれば、君は知らないうちに数々の宝を手にしていると思うよ。

中島義道

「独立して自分の力で食っていきたい、月収は100万以上稼ぎたい」

「いい家に暮らして、女にモテて、お金があって、最高の人生を実現したい」

成功を目指して前へ進んでいく。

そのときに大切なのは、「絶対に目標を実現してみせる!成功してやる!」と自分を追い込み過ぎないことだ。

スポンサーリンク

大切なのはこういうこと

実は、たとえ成功できなくても、目標が達成できなくても、それほど問題ではない。

というのは、夢や目標を持って前へ進み始めたとたん、その時点から人生は確実に変わるからだ。

成功を目指して日々努力する。新しいことを始める。それを続ける過程で、以前の自分の人生で見つけることができなかった、様々な宝を発見する。

それはもしかしたら、必ずしも自分の期待通りのものではないかもしれないけれど、それによって、確実に自分は変わっていく。

そして、その変わっていく自分にこそ、実は一番価値がある。

兎にも角にも生き残る

失敗や挫折、幾多の経験をすることによって、人生は限りなく豊かになる。決して退屈することもない

だから、成功できなくてもいい、失敗してもいい。大切なのは、成功を目指して歩み始めることである。

その結果成功できればそれに越したことはない。

成功できなかったとしても、「だから自分はダメなんだ・・・」と自己否定する必要は1ミリもない。

なぜなら、前に向けて一歩歩み出した。それによって自分は以前より確実に変わったからである。

そして失敗しても今生き残っている。それは十分、素晴らしいことなのだから。

出典

『働くことがイヤな人のための本』(新潮文庫、2004年)