結果にこだわるとかえって結果が出せない皮肉

成功への強い意思

行動の結果だけに、こだわってはなりません。行動そのものに意識を集中させるのです。そうすれば、成果は自ずとついてくるものです。

エックハルト・トール

努力せずに美味しい思いをしようとするのはただの強欲である。

しかし何かを得るために努力することは尊い。欲しいものを手に入れる。そのために自分ができる最善を尽くす。

日々コツコツ努力を積み重ねて、欲しいものを手に入れるための相応の対価を差し出す。それが欲しいものを手に入れるための正統な流儀である。

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努力は今すぐ報われない

ところが、努力をしているのにどうしても結果にならない。努力しているのにそれが全くの無駄に感じてしまうような、結果が出ないときがある。

頑張っているのに結果が出ない。努力してもその意味を実感できない。そんなとき、アホらしくなって努力をやめたくなってしまうのも仕方がない。

努力すれば今すぐ欲しいものが手に入る。したいことを実現できる。世の中はそんなにシンプルにはできていない。

結果への期待を手放す

「では一体どうすればいいのか?」

という話だが、努力をするときに大切なのは、自分が努力しているということを、あえて忘れることである。

すなわち、

「自分は頑張っている。こんなだけ努力するのだから、これくらいの結果が得られて当然だ」

という、期待を手放すのである。

そして、今自分ができる行動そのものに集中することである。

行動だけに集中する

例えば仕事で結果を出したい。

その場合、結果を出すために今自分ができることを考える。それをやったらどんな効果があるかなんて考えず、それを一生懸命実行していく。

努力が結果につながるか、そんなことは関係ない。まず第一に、Doingに集中するのである。そうすれば、ときが来た時、その努力はカタチにつながっていく。

最後に

全ての努力は決して無駄にはならない。ところが、努力は自分が期待するタイミングで実現することは、まずない。

すなわち、24時間365日必死に頑張ってきたことがうまくいかず、それが5年後7年後。パッと形になる。

人生にはそんな天の邪鬼なところがある。だから努力をするときは結果にこだわらない。

結果はとりあえず横におく。その変わり、今自分ができることに集中する。それだけで十分なのである。

出典

『さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる』