「がんばってもできない」人は、残念ながら大勢います。そこで「がんばらなくてもできる」方法を、見つけなければなりません。
櫻井秀勲
仕事で「がんばること」は確かに大切だ。「やってやろう、努力しよう」という意志が、結果へつながることも多い。
しかし、仕事で成功したいと強く願うなら、努力やがんばりより、もっと大切なことがある。それが「適性論」である。
ポイントは頑張らなくてもできること
この社会は競争社会だ。残酷なことに、勝者と敗者、明確に線引される世界である。
仕事で何でも、参加した以上は、あたなはほかの人との比較にさらされる。どちらが優秀か、そうでないかという比較だ。
ここで、特に頑張らなくても、勝者になれるのであれば、その世界はあなたにとっての適性な場所である。
しかし、努力しても上手くいかない場所はやめたほうがいい。結果を出せず、イヤな思いをするだけだからだ。
そんな場所で頑張ろうと足掻くよりも、頑張らなくても人並みの結果が出せる場所の方が、居心地が良く、結果もついてくる。
仕事で幸せになるために
「頑張らなくても幸せになれる」という人は、この仕組みを理解して、所属する場所を選んでいる。
自分はとくに努力していない。しかしなぜか、結果がスイスイついてくる。だから幸せだし、何よりムリがない。これがまさに最強。
この意味で仕事で成功を目指すなら、「努力が必要な向いていない場所」にこだわらず、「努力しなくても楽にできる場所」を探すのが一番だ。
仕事は一生のことである。自分の一生をムダにして不幸にすることもできるし、幸せにすることもできる。
だからできることはできるし、できないことはできない。いちいち頑張らなければできない仕事は自分の天職ではない。自分がやるべきことではない。
これくらい自分中心に仕事を選んで、ちょうどいいのだ。
出典
『自分の適職がわからない時に読む本』