時間を忘れて夢中になれる。そこに自分という人間の

サイコー!

まずまずの素晴らしいものを求めて何かにのめり込む人間はいない。

九の外れがあっても、一の至高体験を求めて人間は何かに向かっていくんだ。そしてそれが世界を動かしていくんだ。

それが芸術というものじゃないかと僕は思う。

ハジメ

どうしようもなく惹かれてしまうこと。

時間を忘れて、何時間も夢中になってやってしまうこと。

「没頭」という言葉があるが、他のことがどうでもよくなるくらい、そのことが気になって仕方がない。

何時間も、何日も、そのことに夢中になること。

それは情熱でもなく、意志でもなく、意欲でもない。ただそれがしたい、純粋な楽しみでしかない。

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その先にこそ、行くべき道がある

何かにのめり込むことができるというのは一つの僥倖であり、先へ進むための道筋だ。無我夢中、何か一つのことにとことん取り組む。

それが人生を広げ、豊かにする。

楽しいこと、夢中になること、のめりこんで他のことを忘れてしまうこと。そんなことがあれば、とことんそれを追っていく。

その先に、「自分」という人間。そして、歩むべき道を見つけることができる。

自分をもっと知るために

人はそれぞれその人生で、やるべきことを持っている。歩むべき道を持っている。

それを全うできれば、それこそが自分という存在の本質。自分がすべきことをする意味である。

あなたには、時間を忘れて没頭してしまう何かがあるだろうか?それが気になって仕方がない。どうしようもなく、夢中になってしまう。

それが何であれ、それはあなたという人間の大切な何かを示している。そこからあなたは知ることができる。

あなたがどんな人間なのか。そしてどこへ向かうのかを。

出典

『国境の南、太陽の西』(講談社文庫、1995年)