【仕事の悩み】詰まったときこそ初心に戻れ

黙々と頑張る

仕事に行きづまり形勢が全くきわまった者は、よろしくそれを志した初心に立ち返って考え直すべきである。

洪自誠

人生山あり谷ありの如く、仕事も上り坂のときと、下り坂のときがある。

頑張っても頑張っても結果が出ず、

「オレはもうダメだ・・・」

「オレの才能もこの程度か・・・」

と落ち込むときがある。

しかし、冷静に考えれば、上手くいかないときがあることは自然なものだ。

「人生いつも絶好調」は不自然だ

死ぬほど努力して結果を出している天才のイチローでも凡退に終わるときがある。

小学3年生から1年365日中360日は野球の練習に明け暮れている天才ですら、そんなときがあるのだ。

我ら凡人なら、なおさら上手くいかないときがあっても何の不思議もない。問題なのは、上手くいかないときの心構えだ。

昔の知恵者はこう言う。「上手くいかないときこそ、それを始めたときの初心に帰れ」と。最初は目標を持ち、無心に取り組んでいたはずだ。

「上手くいくかいかないか」などと考えず、ただ毎日行動していたはずだ。人間スケベ心が出てくると、つい余計な執着をもってしまう。

上手くいかないときは、自分が余計な雑念に囚われているときなのだ。

自分のペースを堅持する

だからこそ、初心になって、ただ淡々とやるべきことをやっていく。すると不思議なもので、結果が気にならなくなる。

結果が気にならなくなったとき、もとの調子に戻っている。不思議なものだ。

大切なのは常に自分のペースで進んでいくこと。そこには良いときもあるし悪いときもある。それが本来自然で、当たり前のことである。

それに人生、いつもうまくいってばかりでは面白くない。ときどきうまくいくかないくらいがちょうどいい。

うまくいかないときは不安だし、ストレスがたまる。だからうまくいったときが、最高の面白い。

だからうまくいかないときはそれでいい。いつもどおり、自分がやるべきことさえ、きちんとやっていくならば。

最後に

仕事で結果が出ない。うまくいかない。そんなときこそ初心に戻る。

心の迷いを断ち切って、目的地へとたどりつくため。自分の原点に立ち戻ることは、とても大切なことである。

なぁに、あせる必要はない。進んで立ち止まって、そしてまた進んでいくのが人生だ。目的地さえ見失わなければ、いつかたどり着くことができる。結果を出すことができる。

初心を忘れず、進んでいこう。

出典

『菜根譚』(岩波文庫、1975年)

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