人生を変えるために絶対に必要な2つのこと

私、やります!

「願う」なんていうことは、ソファに座ってなにも考えずに、雑誌を見ているあいだにだってできる。

しかし「決める」ということは、自分の身を投じ、どんなことがあっても物事をやり遂げ、粘り強く夢を追いかける意志を持つことなのだ。

ジェン・シンセロ

世の中では、「ただ願うだけで自分の望みを引き寄せる」的なメソッドが流行している(らしい)。

もしそれが本当だとして、人生がただ思うだけ、願うだけで何もかも思い通り、自分が欲しい現実を引き寄せることができたら、人生はイージーモード。

今すぐ願って、欲しいものを引き寄せて人生をめでたしめでだしにできるだろうが、現実問題、思うだけで望む現実を呼び込むことができるかというと、それは非常に疑わしい。

「お金持ちになりたい」「モテモテのイケイケになりたい」

そう思っただけでお金や美女たちが勝手に寄ってきてモテモテになったら、人生それだけでお腹いっぱいになるが、現実ではそんなことは起こらない。

お金を手に入れたいなら何かをしなければいけないし、モテモテになりたいなら、これまた髪形を変えるなり振る舞い方や服装を変えるなり、何かをしなければならない。

もちろん、願望を持つことは素晴らしい。「こうなりたい自分」や「欲しいもの」を明確にして、それをに手に入れたいと願うことは大切だ。

そこからさらに需要なのは、ただ願うだけでなく、「手に入れる!」と覚悟を決めることだ。

何がどうあろうと、自分は絶対変わってみせる。やるべきことをやり遂げてみせる。人生を変えてみせる。その強い覚悟が必要だ。

この意味で、最終的に人生を変える決め手となるのは意志の強さ、信念の強さである。思いが強ければ強いほど、覚悟が強ければ強いほど、行動は現実的になるし、粘り強くなる。

覚悟があるからこそ忍耐できる。忍耐があるからこそ、途中で諦めたくなる気持ちを克服できる。最後には現実の可能性が見えてくる。

人生を変えたいと願うことは大切だ。しかし願うだけでは不十分だ。願った結果に対して、自分自身が心から結果にコミットしていく必要がある。

やると決めたらやる。十分な覚悟ができればあとは前に進んでいくことだ。それさえできれば、きっと人生だって変えられるはずだ。

出典

『YOU ARE A BADASS もっと「自分のため」に生きていい!』