おれは翼や日向のような天性のサッカーの才能はない！だから練習するんだ。才能のないやつは努力するしかないんだ！！
松山光
世の中は残酷である。
人は生まれつき不平等で、天から与えられる才能の格差はとてつもなく大きい。天才は勝者となり凡人は敗者となる。
それが運命の常だが、凡人が運命に逆襲する方法がある。それが努力である。
自分には才能がない。それを悟った凡人ができる唯一のことは、人一倍努力を重ねることである。
努力によって、才能を克服していく。それが凡人が天才に近づく唯一の道であり、運命に抗う唯一の術である。
そして努力をすることなら、いつでもどこでも、誰にでも、できることである。
自分には生まれつき何もない。才能もない。それを嘆いていても、現実は何一つ変わらない。
それなら人より頑張るしかない。誰よりも努力するしかない。それは不平等な話である。しかし現実を変えたいなら、やるしかない。
努力によって手に入れた力は、正真正銘、自分自身のものだ。それは生まれつき与えられた才能よりも崇高であり、価値がある。
だから才能がなくても運命をなげくのはまだ早い。
努力で自らの運命を切り拓けばいい。それこそが凡人の生きる道であり、凡人の人生が最高に輝く生き方になる。
出典
『キャプテン翼 １１巻』
