人の気持ちと人のカネだけは、あてにするな!
西原理恵子
人生のピンチに、イザというとき頼りになる人がいれば、どれだけ心強いことだろう。
誰かが助けてくれて、何もかも問題がスッキリ解決したら、どれだけ楽なことだろう。
しかし現実は優しくない。誰かが突然助けてくれて、問題を解決してくれることなんてない。結局は自分でなんとかするしかない。
この意味で、人に過度に期待すること。特に人のお金に頼るのは絶対に避けたい。
誰かを頼れば、失望する
もちろんピンチのとき、
「○○さんを頼ろう」
「○○さんなら助けてくれる」
というように人にすがることはできる。
だが、人の気持ちは正確には測りかねるもの。すがられる方は面倒かもしれないし、お金の工面でもされたら、もう二度と関わりたくなくなる。
自分が相手の立場ならどうだろうか。やたらとクレクレな人。助けてもらってばかりの人。そういう人からはまっ先に距離を置きたくなるに違いない。
ポイントは自力本願
何かを始めるときは、自己資本が基本なのは言うまでもない。他力本願過ぎる人のもとからは人だけでなくお金も遠ざかっていく。
この意味で人に頼りすぎれば運を逃す。だからこそ人生は基本自助努力が大切だ。
自分のことはなんとかする。お金のこともなんとかする。そうすれば最後はなんとかなる。なにかも人がなんとかしてくれる。誰かが助けてくれる。
そんな考えはただ状況を悪くするだけである。
まとめ
ということで基本はまず自分。
自分のことは自分で責任を持ってなんとかする。自分でしっかり自分の人生に責任を持つ。すると不思議なことに、必要に応じて助けてくれる誰かが登場してくれる。
この意味で大切なのは、最初から他力本願はNG。自分の人生はまず自分が真剣になること。自分でできる限りの最善を尽くすこと。つまりはそういう話である。
出典
『この世でいちばん大事な「カネ」の話』