世の中で最終的に頼りになるのは自分の実力よりもコネ。この意味で対人スキルは最強のスキルである。

世の中はコネ!

怒っている男性上司には近づくな。怒っている女性上司には近づけ。

ゆうきゆう

もし世の中を生きていく上で一つだけ、絶対に必須のスキルがあるとしたら、それは対人スキルが最強である。

なぜなら世の中は人の集まり。私たちはどうあがこうと、人から逃げて、生きていくことはできない。

この意味で、対人スキルの習得はまさに最強である。

どんな無能でも。何一つ実務的な能力がなかったとしても。対人スキルさえずば抜けていれば、世の中を生き抜くことができる。

そして、運が良ければ出世して、美味しい思いをすることだってできる。なぜなら、仕事や出世ですら、最終的にはコネ、つまり人間関係がモノを言うからである。

実力がモノをいうとか、世の中ではそんなきれいごとが流布しているが、現実は違う。

あなたもご存知のように、現実は実力より何よりも、最後は人間関係。良いコネを持つものが、良い地位を占めるようになっている。

それは学校の世界でも。会社でも。役人の世界でも。勝負の世界ですら。良いコネを持つ者が良い地位を占める。それが人間の世界というものである。

この意味で、もしあなたが、自分に実力さえあれば、人生うまくいく。出世できる。成功できる。そう信じているとしたらぜひ、こんな考え方があることを知っておいて損がない。

つまり、世の中最強なのは対人スキル。もっとはっきり言ってしまえばコネ。世の中で本当の意味で役に立つのは自分の実力よりもコネ。人間関係である。

努力して実力を磨くことも人として正しい。ただし、それを評価するのはあくまで他人である。

だからこそ、不必要に人から嫌われないこと。反感を持たれないこと。できれば人から好かれること。そういった「処世術」は研究して損がない。

そう、それは確かにアホらしい。しかし、不必要に世の中で敵を作る必要はない。だから対人スキルは必要な範囲において、習得する価値がある。

世の中で、自分が本当になすべきことをなすために。

出典

『逃げ出す勇気 自分で自分を傷つけてしまう前に』(角川新書、2018年)