人が主となって生きている、その場所を「住」という。自分の才能で自分と他人と結べたら、世界中どこにでも住めるよ。
武田鉄矢
生きることは自分と世界を結びつけること。そのためには、自分の生かし方を知る必要がある。
自分はどんな人間なのか。人からどんな印象を持たれているのか。人に何を与えることができるのか。それらを突き詰め考えていくと、自分と世界の折り合いの付け方が見えてくる。自分の生かし方が見えてくる。
自分を生かせる場所を探す意味
自分の生かし方が見えたら、この世の中は生きやすくなる。自分が生きる場所を探して、そこで人とつながっていく。
そうすれば、自分を生かしつつ、世界と自分をつなぐことができる。それは、自分が生かせない場所で自分と世界をつなげようとするよりも、ずっとずっと、容易なことだ。
この意味で、自分が生かせる場所というのは自分が主となれる場所と考えて間違いがない。
自分の居場所の見つけ方
自分が主となって、いろんな人とつながって、世界をどんどん広げていくことができる。その場所こそが自分にとっての「住」であり、生きていく場所。
自分が生きていく場所を探したいときは、そんな自分が主となれる場所を探せばいい。
自分がそこにいることで、たくさんの人とつながることができる。自分自身の世界がどんどん広くなっていく。その場所こそが、長い人生、本当に自分がいるべき場所なのだから。
出典
『「愚」でもいい「直」に生きる』